近代インドの大詩人タゴールが作った歌々の魅力を紐解く音楽ドキュメンタリー『タゴール・ソングス』4月公開!

近代インドの大詩人ラビンドラナート・タゴールが作った歌々の魅力を紐解く音楽ドキュメンタリー『タゴール・ソングス』が、4月18日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

非西欧圏で初めてノーベル文学賞を受賞したラビンドラナート・タゴール。イギリス植民地時代のインドを生きたこの大詩人は、詩だけでなく歌も作っており、その数は二千曲以上にものぼる。「タゴール・ソング」と総称されるその歌々はベンガルの自然、祈り、愛、喜び、悲しみなどを主題とし、ベンガル人の生活を彩った。そしてタゴール・ソングは100年以上の時を超えた今もなお、ベンガルの人々に深く愛されている。なぜベンガル人はタゴールの歌にこれほど心惹かれるのか。本作は、歌が生きるインド、バングラデシュの地を旅しながらその魅力を掘り起こすドキュメンタリー。

日本人にとってはるか遠いベンガル地上で生まれた歌なのにも関わらず、タゴール・ソングは懐かしくも新鮮に心に響く。唱歌や演歌のようなクラシックでスタンダードな歌でありつつ、瀧廉太郎の抒情性、宮沢賢治の荘厳さ、中島みゆきの気高さ、ブルーハーツの激情を併せ持ったような、国境や民族を越えて、今を生きるすべての人々に伝わる普遍性を持つ歌々なのだ。

監督を務めるのは、弱冠26歳の佐々木美佳。ドキュメンタリーの制作自体が初となる佐々木監督は、東京外国語大学在学中にベンガルの文学に魅了され、その文化を知っていく過程でタゴール・ソングと出会った。アカデミックなアプローチとは全く異なるドキュメンタリーという手法によって、過去と現在、さまざまな人々を繋ぐ“歌”の真の姿に迫る重層的な作品を完成させた。

『タゴール・ソングス』
4月18日(土)より、ポレポレ東中野にて公開、以降全国順次公開予定
監督:佐々木美佳
音楽:ラビンドラナート・タゴール
出演:オミテーシュ・ショルカール プリタ・チャタルジー オノンナ・ボッタチャルジー ナイーム・イスラム・ノヨン ハルン・アル・ラシッド レズワナ・チョウドリ・ボンナ クナル・ビッシャシュ シュボスリシュ・ロエ ニザーム・ラビ ラカン・ダース・バウル スシル・クマール・チャタルジー リアズ・フセイン 鈴木タリタ
配給:ノンデライコ

【作品概要】 近代インドの大詩人ラビンドラナート・タゴールが作った歌々「タゴール・ソング」の魅力を紐解く音楽ドキュメンタリー。