尾崎世界観「観た人の耳に何かを残せたら幸せ」クリープハイプが主題歌&音楽を担当!『どうにかなる日々』予告編&ポスタービジュアル

「放浪息子」「青い花」などの代表作で知られる青春群像劇の名手・志村貴子による、様々な恋模様を淡く繊細に描いたオムニバス漫画をアニメ化する『どうにかなる日々』が、5月8日より公開される。このほど、本作の主題歌と音楽をクリープハイプが担当することが発表され、併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

元恋人の結婚式、男子校の先生と生徒、心と身体の変化を迎える思春期の幼馴染。誰が相手でも、どんな形でも、全ての恋と生き方には同等の価値がある。そして、不器用に誰かを想った日々は、きっといつか愛しい思い出になる。本作は、そんな“誰かの恋”を優しく見守り、温かく描くオムニバスショートストーリー集。

主題歌と音楽を担当するのは、4人組ロックバンド、クリープハイプ。Vo&Gt.尾崎世界観の独特の詞とハイトーンボイスで紡がれる楽曲は、若い世代を中心に熱狂的な支持を受けており、尾崎世界観は音楽活動のみならず、執筆活動でも活躍。また、昨年10月に現メンバー10周年を記念して、書籍「バンド」が刊行されるなど、いま最も勢いのあるバンドとして注目されている。クリープハイプが映像作品の劇伴音楽を手掛けるのは今回が初となる。本作のために書き下ろされた主題歌「モノマネ」は、クリープハイプらしい切なくも疾走感あふれる楽曲となっており、本作の世界に華を添える。

■尾崎世界観(クリープハイプ Vo.&Gt./主題歌・音楽) コメント
初めてのことで、これが正確か不正解かもわからないまま劇伴音楽に向き合っていました。でもこの作品自体が、正確と不正解だけでは掴めないものを描いているから、きっとそれこそが正解だったんだと思います。『どうにかなる日々』は、ちゃんと目を見て話してくれる物語、ちゃんと目と目が合う映画だと思っています。その中で、観た人の耳に少しでも何かを残せたら幸せです。

予告編では、「どんな恋愛も、どんな人生も」「全部、間違いじゃない」というテロップに合わせ、各エピソードの、時に甘く時に痛みも感じさせるような繊細なシーンが映し出されるとともに、クリープハイプによる主題歌「モノマネ」が登場人物たちに温かく寄り添い、物語を彩る。

ポスタービジュアルでは、作中で取り上げられるキャラクターのカットが切り取られ、各キャラクターそれぞれが何かに想いを馳せているようだ。

『どうにかなる日々』
5月8日(金)公開
監督・脚本:佐藤卓哉
演出:有冨興二
原作:志村貴子「どうにかなる日々」
脚本:井出安軌 冨田頼子
キャラクターデザイン:佐川遥
音楽:クリープハイプ
主題歌:クリープハイプ「モノマネ」
声の出演:花澤香菜 小松未可子 櫻井孝宏 山下誠一郎 木戸衣吹 石原夏織 ファイルーズあい 早見沙織 島﨑信長 田村睦心 天﨑滉平 白石涼子
配給:ポニーキャニオン

【ストーリー】
EP1「えっちゃんとあやさん」
「そういうワケで、ファーストキスは女の子なんだけど」かつて同性からモテモテだった女の子“百合”は、いつのまにか男性と結婚。結婚式に友人として参加していたのは、百合の“高校時代の彼女”えっちゃん(声:花澤香菜)と、“短大時代の彼女”あやさん(声:小松未可子)。元恋人の結婚式で傷心のふたりは、お互い惹かれ合い…。

EP2「澤先生と矢ヶ崎くん」
「先生、首、きれいですね」味気なく、特に感慨もない卒業式の日。男子校の教師・澤(声:櫻井孝宏)は突然、生徒の矢ヶ崎(声:山下誠一郎)に告白をされる。澤の波立つ心とは裏腹に、卒業式は変わらず毎年やってきて…。

EP3「しんちゃんと小夜子」
「今だから言うけど、ぼくほんとはさみしかったんだ」親に勘当された従姉の小夜子(声:ファイルーズあい)と、一時的に同居することになったしんちゃん(声:木戸衣吹)。夏休みの宿題を一緒にしていた幼馴染み、みかちゃん(声:石原夏織)としんちゃんは小夜子が出たAVを興味本位で見てしまう。二人は戸惑う気持ちを抱えながらもそれぞれ成長していく。

EP4「みかちゃんとしんちゃん」
「しんちゃんが誰にも言わないでって言ったから」中学2年生になった幼馴染みの、みかちゃんとしんちゃん。しんちゃんの従姉・小夜子が出演した一本のビデオに未だ囚われながら、思春期の距離感ともどかしさが、ふたりを包むリアルな青春物語。

©志村貴子/太田出版・「どうにかなる日々」製作委員会