宮野真守 × 花澤香菜 × 櫻井孝宏 主人公・葉藏に迫る無数の“白い手”『HUMAN LOST 人間失格』予告編&ポスタービジュアル

日本文学の傑作である太宰治の小説「人間失格」を、主演声優に宮野真守を迎え、本広克行、木﨑文智監督らクリエイター陣がダイナミックにリメイクした劇場アニメーション『HUMAN LOST 人間失格』の公開日が11月29日に決定し、このほど、予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

ポスタービジュアルは、キャラクターデザインを手掛けたコザキユースケによる描き下ろしとなっており、主人公・大庭葉藏に何本もの“白い手”が伸び、異様な雰囲気を醸し出しているデザイン。また、葉藏の顔半分は“何か”に浸食されているかのごとく変貌し、力強い眼差しも相まって、より強いインパクトを残すビジュアルとなっている。

予告編は、絶望にのみこまれ“鬼”と化す大庭葉藏の姿が描かれた、アクション満載の映像に仕上がった。

さらに、9月20日より上映劇場にて映画前売券(ムビチケ)が発売開始。特典は、キャラクターボイス付メタリックステッカーで、大庭葉藏(声:宮野真守)、柊美子(声:花澤香菜)、堀木正雄(声:櫻井孝宏)、竹一(声:福山潤)のセリフが聞けるQRコードが封入される。※価格:1,500円(税込)

併せて、本作が10月28日より開幕する第32回東京国際映画祭の特別招待作品として出品されることが決定した。

『HUMAN LOST 人間失格』
11月29日(金) 全国公開
監督:木﨑文智
原案:太宰治「人間失格」
スーパーバイザー:本広克行
ストーリー原案・脚本:冲方丁
キャラクターデザイン:コザキユースケ
コンセプトアート:富安健一郎(INEI)
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
企画・プロデュース:MAGNET/スロウカーブ
声の出演:宮野真守 花澤香菜 櫻井孝宏 福山潤 松田健一郎 小山力也 沢城みゆき 千菅春香
配給:東宝映像事業部

【ストーリー】 医療革命により、“死”を克服した昭和111年の東京。人々は体内の“ナノマシン”とそれらを“ネットワーク”により管理する“S.H.E.L.L.”体制の支配により、病にかからず、傷の手当を必要とせず、120歳の寿命を保証する、無病長寿を約束された。しかし、その究極的な社会システムは、国家に様々な歪を産み出す。埋まることのない経済格差、死ねないことによる退廃的倫理観、重度の環境汚染、そして、S.H.E.L.L.ネットワークから外れ異形化する“ヒューマンロスト現象”…。日本は、文明の再生と崩壊の二つの可能性の間で大きく揺れ動いていた。大気汚染の広がる環状16号線外アウトサイド、イチロク。薬物に溺れ怠惰な暮らしをおくる大庭葉藏(声:宮野真守)は、ある日、暴走集団とともに行動する謎の男・堀木正雄(声:櫻井孝宏)とともに特権階級の住まう環状7号線内インサイドへの突貫に参加し、激しい闘争に巻き込まれる。そこでヒューマンロストした異形体“ロスト体”に遭遇した葉藏は、対ロスト体機関“ヒラメ”に属する不思議な力をもった少女・柊美子(声:花澤香菜)に命を救われ、自分もまた人とは違う力を持つことを知る。堕落と死。生と希望。男は運命に翻弄され、胸を引き裂き、叫ぶ。怒り。悲しみ。憐れみ…絶望に呑みこまれ、血の涙とともに大庭葉藏は“鬼”と化す。貴方は、人間合格か、人間失格か。

©2019 HUMAN LOST Project