ゆりやん、オスカー女優レネー・ゼルウィガーからオファー!?「あなたはチャーミングで面白い。私にコメディを教えて」

ハリウッド黄金期を支え波乱に満ちた人生を送り、わずか47歳で急逝した伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドの知られざる実話を描く、レネー・ゼルウィガー主演の映画『ジュディ 虹の彼方に』が、3月6日より公開される。このほど、レネーが第92回アカデミー賞で主演女優賞に輝いたことを記念して、日本時間2月24日にフォーシーズンズ ホテル ロサンゼルス アット ビバリーヒルズにてLAスペシャルイベントが行われ、レネー・ゼルウィガーと、彼女の大ファンだと公言し、米人気オーディション番組にも出演したゆりやんレトリィバァが登壇した。

イベントは、ジュディ・ガーランドの出世作『オズの魔法使』の主人公ドロシーを意識した水色のワンピースと赤いスニーカーで登場したゆりやんレトリィバァの、レネーへのお祝いの言葉からスタート。本作でレネーが全曲歌唱する劇中歌の中でもメインの楽曲で、ジュディ・ガーランドが『オズの魔法使』のドロシー役以来歌い続けた「Over the Rainbow」にちなみ、ゆりやんはレネーに虹色の和傘をサプライズプレゼント。受け取ったレネーは、傘を回したり、ゆりやんと相合傘をしたりと、日本との美しいコラボに興奮しきりの様子だった。

続いて、イベントはトークセッションへ。本作を観たゆりやんは、「本当に感動しました。ステージパフォーマンスはもちろん、ハリウッド黄金期を支えたジュディという一人の女性に、少し自分を重ねて、感情移入しながら観ました。観終わってからもずっと心に残っています」と感動の余韻にまだ浸っている様子。するとレネーは、「私も演じていてすごく感動したのは、彼女は2歳の時からずっと演技の場で活躍していて、苦労もあったし正にレガシーとしての人生を送っていたからなの」とジュディの偉業について語った。

今回、実在した伝説のミュージカル女優・ジュディの役を演じるにあたり、どのような準備をしたのかゆりやんが質問すると、レネーは「ルパート・グールド監督が、ジュディの残したレガシーについて、毎日いろいろ発見してシェアしていたの。だから、私はもちろん他の共演したキャストも、これまで知らなかったジュディについてのことを発見できたから、これまでの映画とは全く違う経験が出来たのよ」とコメント。レネーは以前からジュディの大ファンで、本作ではリハーサルの更に1年前からトレーニングを積むほどの気合い入りぶりだったが、演じるにあたって、ジュディについてより深く知ることが出来た理由を振り返った。

レネーがゆりやんに「あなたに会えてうれしいわ。あなたはとてもチャーミングで面白いから。元々コメディアンなの?それとも女優?」と聞くとゆりやんは「全部やりたいんです!」とコメント。それに対してレネーが「わかるわ、パフォーマンスという意味では同じよね、コメディはより大胆で勇気がないとできないと思うからすごいと思うわ」と褒めると、ゆりやんは「あなたのすべてを尊敬します!」と答え、互いに賞賛しあった。

本作で、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞をはじめとして、世界の映画賞で主演女優賞を総なめにしているレネー。今後演じたい役についてゆりやんに質問されたレネーは、「コラボレートして、物事を作り上げていく過程を愛しているの。次はコメディアンかな」と答えると、ゆりやんも思わず、「ぜひお願いします!日本人がみんな、あなたの演技から勉強させてもらいます!」と目を輝かせた。レネーは「ありがとう、そうね、やってみちゃおうかな!観ててね。でも既に別の人からのオファーを既に受けてしまっているから、どうしようかしら(笑)」と微笑み、次回作に期待が高まるコメントも飛び出した。

トークは米人気オーディション番組「アメリカン・ゴッド・タレント」に出演し、英語でパフォーマンスしたゆりやんの話題へ。大スターのレネーに、「私もアメリカのオーディション番組を受けているのですが、良いときもあれば受け入れられない時もあって…何かアドバイスを頂けたら光栄です!」と質問。するとレネーは、「私が教えたりしなくて全然大丈夫よ!ゆりやんさんは、楽しい自分に対しての情熱を持っているのが今でも充分伝わってくるもの」とコメント。続けて、「Sensei!(先生!)むしろ私にコメディを教えてね」と日本語を交えて、ゆりやんにいたずらっぽい微笑みでまさかの逆オファー。ゆりやんは、「私じゃ釣り合わないですよ!(笑)」と恐縮しながらも、光栄すぎるコメントに笑顔を浮かべた。そしてすっかり意気投合した二人は、「今日は本当に来てくれてありがとう」と笑顔で熱いハグを交わした。

最後に、レネーは日本のファンに向けて「ここに居られて嬉しいです。これから公開になるのは、ジュディ・ガーランドの物語です。『オズの魔法使』でご存知かもしれません。素晴らしい才能の持ち主で、ステージでもミュージカルでも、パフォーマーとしても素晴らしいものを遺してくれました。観て、気に入ってくれたら嬉しいです。彼女の人生を祝福し、みんなで共作したジュディ・ガーランドへのラブレターでもあります。是非みなさんご覧ください」と熱心にコメントし、イベントを締めくくった。

写真:鈴木香織

『ジュディ 虹の彼方に』
3月6日(金)より全国ロードショー
監督:ルパート・グールド
脚本:トム・エッジ ピーター・キルター
出演:レネー・ゼルウィガー フィン・ウィットロック ルーファス・シーウェル ジェシー・バックリー マイケル・ガンボン
配給:ギャガ

【ストーリー】 1968年、ミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨していたジュディ・ガーランド(レネー・ゼルウィガー)は、度重なる遅刻や無断欠勤により、映画出演のオファーも途絶え、巡業ショーで生計を立てていた。住む家もなく借金も膨らんでいくばかりでどん底に立たされたジュディは、幼い娘と息子と暮らす幸せな生活のため、起死回生を懸けてロンドン公演に旅立つ…。

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