新田真剣佑と北村匠海のダブル主演で贈る、完全オリジナル映画となる青春音楽ラブストーリー『サヨナラまでの30分』が、1月24日より公開中。このほど、2月6日に109シネマズ 二子玉川にて公開御礼舞台挨拶が行われ、劇中でバンドメンバーを演じる葉山奨之、上杉柊平、清原翔が登壇した。
1月24日に封切られ、「ぴあ映画初日満足度調査」（1月25日ぴあ調べ）で1位を獲得するなど、SNS上では鑑賞者から多数の絶賛の声と共に、映画の考察まとめが展開されるなど好評の本作。まだまだ熱気冷め止まず、リピーターも多い中行われた本日の舞台挨拶は、登壇が発表されるや否やチケットが即完売に。そしてイベント開始直前にはなんとそんな登壇者の葉山、上杉、清原の和やかな影ナレによってイベント中の諸注意事項がアナウンスされ、開始前から会場はアットホームな雰囲気となった。
そして大歓声に包まれて葉山、上杉、清原が登場。この日は3人が自身でMCを務めるということで若干緊張気味の中、劇中バンド「ECHOLL」のギター担当・ヤマケン役の葉山は元気いっぱいに「こんばんは！」と会場へ向けて挨拶をするも緊張を隠せない様子。ドラム担当・重田役の上杉は、「SNSでもいい評判を沢山伺っていて、こうしてまた舞台挨拶ができるのを嬉しく思ってます」と葉山とは対照的に落ち着いた様子を見せ、イベントではそんな上杉がメインとなってMCを進行。上杉から紹介を受けたベース担当・森役の清原は、「初日の時に僕らが調子に乗ってMCは僕らでやればいいじゃんと言って実際にこうなったけど、ちょっとこわいです（笑）。ゆるくもしっかりやらせていただきます」と意気込んだ。
続くトークパートでは、冒頭でMCを務めた上杉が引き続きメインとなって進行。SNSでも好評が拡がる中、バンドメンバーたちの「友情に泣いた」という声に注目し、3人は「この友情が熱いと思う瞬間」についてトークした。葉山は「楽器の練習をしていた時」と撮影に入る前にバンドメンバーを演じるキャスト陣で行った練習を取り上げると、上杉は「楽器を演奏していると言葉はしゃべれないけど、アイコンタクトとかもあるしそうだと思いますね」と葉山の回答に頷いてみせた清原同様、納得の様子。そして清原は「ライブのシーンを撮っている時や撮影合間が楽しくて、友情って良いなと思いました」と回想し、さらに「夜にみんなで集まって、各々好きな曲を掛け合った時！」と語りだすと、すかさず葉山が上杉を指して「泣いてたよね（笑）」と暴露。思わぬ暴露を受けた上杉は「（北村）匠海と俺は号泣してた…（笑）」と恥ずかしそうに告白。清原は「同世代の俳優さんと一緒になるのがこれまであまりなくて、学園モノもないし、今回そういう気持ちをちょっと味わえた気がする」としみじみと振り返った。
そしてここからはMCを上杉から葉山にバトンタッチして、恋愛トークのパートに。劇中で恋人のアキ（新田真剣佑）、颯太（北村匠海）に想いを寄せられるカナ（久保田紗友）にちなみ、「もし自分がカナだったら誰と恋をしたいか？」といった質問へ。清原が「ん～」と溜めた後に「選びづらいですね」と答えると、「それ回答としてはだめですね（笑）」とすかさず葉山からツッコミが。対して上杉は「おれは森ちゃん。物静かな中で内に秘めているものがたくさんあって守ってくれそう」と清原が演じた森を指名。そして葉山は「僕は重田ですね。映画を観たらわかると思いますけど僕らが演じたバンドメンバーってみんないい人なんですけど、その中でも一番男気があるのは重田！」と上杉が演じた重田の男気を絶賛した。名前を挙げられて照れる二人の様子を見ながら「ちなみに俺は？」と自身が演じたヤマケンについて問いただすと、二人揃ってシーンと黙り込み会場は大爆笑。しかし上杉が「年上の女性は好きかも」と答えると、会場からも「あー（笑）」と同意の声が聞こえ、「かわいいになっちゃうからね（笑）」と清原もフォローした。
続いて葉山からのバトンを受けて清原がMCに挑戦。清原が演じた森には、実はカナのことが好きだけど気持ちを伝えられないといった裏設定が。それにちなみ「好きなんだけど気持ちがなかなか伝えられない方に対してのアドバイス」といった内容に。そんな裏設定について葉山は「芝居しててもわかったけどね」と気づいていた様子も、同意を求められた上杉は「…」と無言に。葉山は「ドラム叩いててわかんなかった？一番後ろから見てて？（笑）」と畳み掛けるも「わかんなかった…」と苦笑する上杉。対して肝心のアドバイスについて葉山は、「僕もそっち側だもん。俺が相談したいですもん」と好きと伝えられないようで、「好きって言えないけど匂わせる。“好き”って最上級のワードじゃん！」と熱弁するや清原に「ちょっと今のテラハっぽい発言ですね（笑）」と突っ込まれるも、「テラハはやってますもん！」と。さらには上杉から「（好きな子と）目合わせられなくなっちゃう子とかもいるみたいですよ」と投げかけられると「俺がそうですもん！」と開き直ってみせた。
最後の質問パートでは、清原からのバトンを受けて再び上杉がMCとして進行。劇中ではカナの笑顔を取り戻すためにアキと颯太が曲を作るが、自分なら人の笑顔を取り戻すためにどうする？といった質問へ。葉山は「笑わせる？たわいもないことを喋り倒す！YouTubeとか芸人さんの動画を見せるとか」と回答すると、清原も「良い答えかもね。今どきっぽい」と同意。上杉は「何もしないで、そばにいる」とコメントするも、「それじゃ解決しない」とダメ出しを受けて撃沈。そして清原が「喋り倒してもそれでもだめなら優しさでなんとかなるもんですよ」と答えて一同は納得した。
最後に締めの挨拶として、清原は「初めて観た時に僕は鳥肌がたって、本当にいい映画だなと思っていて、これからもこの映画が羽ばたいていけるといいなと思います」、上杉は「今日のこの舞台挨拶での3人のこんな良い空気感みたいなのも劇中ではメンバー6人でもしっかり映画にも現れているので、そういったところも楽しんでいただければ」とコメント。そして葉山が「締めますね！」と気合を入れながら「まっけんと匠海は凄いなと思いますね。締めの挨拶すっと出てこないですもん（笑）」と苦笑しつつも、「僕はこの作品結構楽しくて辛いこととかあったときとかみんなといた時の動画を観てたりとか自分の気持ちをキープしてるんですけど、みんなにとってもそんな作品になったらいいなと思います！ヨシ！」と自信たっぷりに締めて、アットホームで終始和やかな雰囲気でイベントは幕を閉じた。
『サヨナラまでの30分』
1月24日（金）より全国ロードショー中
監督：萩原健太郎
脚本：大島里美
音楽プロデューサー：内澤崇仁（androp）
出演：新田真剣佑 北村匠海 久保田紗友 葉山奨之 上杉柊平 清原翔 牧瀬里穂 筒井道隆 松重豊
配給：アスミック・エース
【ストーリー】 メジャーデビューを目前に解散したバンド「ECHOLL」。1年後のある日、突然見知らぬ大学生・颯太（北村匠海）が現れ、メンバーのヤマケン（葉山奨之）、重田（上杉柊平）、森（清原翔）そしてカナ（久保田紗友）に再結成を迫る。実は颯太の中身は、1年前に死んだボーカルのアキ（新田真剣佑）だった。偶然拾ったアキのカセットテープを颯太が再生する30分だけ、2人は入れ替わり、1つの体を共有していく。人づきあいが苦手な颯太と、「俺にこじ開けられない扉はない」が口癖のポジティブなアキ。一人で音楽を作っていた颯太も、次第にアキや仲間と音楽を奏でる楽しさを知り打ち解けていくが、「ECHOLL」を去ったアキの恋人・カナだけは戻ってこない。カナに再び音楽を始めてもらうため、最高の1曲を作り上げようとする二人。一方カセットテープに異変がおき、アキと颯太の入れ替われる時間は短くなっていく。
©2020『サヨナラまでの30分』製作委員会
