半野喜弘監督「ビー・ガンは映像主義を真正面から打ち出した作家」著名人絶賛!『ロングデイズ・ジャーニー』3D&2D版本予告編2種

2015年に長編映画『凱里ブルース』で衝撃的なデビューを飾った中国映画界の旗手ビー・ガン監督による待望の第2作『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』が、2月28日より公開される。このほど、3D&2D版の本予告編2種と本ポスタービジュアルがお披露目となり、併せて、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

ルオ・ホンウは、何年もの間距離を置いてきた故郷・凱里(かいり)へ、父の死を機に帰還する。そこでは幼馴染、白猫の死を思い起こすと同時に、彼の心をずっと捉えて離れることのなかった、ある女のイメージが付き纏った。彼女は自分の名前を、香港の有名女優と同じワン・チーウェンだと言った。ルオはその女の面影を追って、現実と記憶と夢が交錯するミステリアスな旅に出る…。

本予告編は、3D版と2D版の2種類。3D版は中国全土で大ヒットした作品のスケール感を想起させ、2D版はよりストーリーの奥深さを感じさせる。いずれも本作の世界観を美しく、激しく、切なく表現している。

本ポスタービジュアルは、漆黒と深緑を基調としながらも、謎の女ワン・チーウェン(タン・ウェイ)と彼女を追う男性ルオ・ホンウ(ホアン・ジエ)の姿がタイトルバックに収められ、二人の男女のドラマがクロースアップされた。

▼著名人 絶賛コメント

■半野喜弘(音楽家・映画監督『パラダイス・ネクスト』)
ビー・ガンはその過剰な冒険心を含め、まさに現代中国から生まれるべくして生まれた才能なんだと思う。動乱の中国の新時代に久々に現れた、映像主義を真正面から打ち出した作家。その表現は荒削りだが美意識と真摯に向き合っていて素晴らしい。そしてその戦略は驚くほどにスリリングだ。これだから世界は面白い。

■Ed(イラストレーター)
ストーカー、ノスタルジア、夢、アザミ嬢のララバイ、花様年華、デッカード、緑色のワンピース、山口百恵、エルミタージュ幻想、バードマンあるいわ…ミツバチ、凱里、リンゴ、花火、くちづけ。ゴンドラで深い夜に降りて行く。

■冨沢ノボル(Hair&Makeup artist)
この映画には詩的な美しさとロマンティックさがあり、それをスクリーンに実現させたビー・ガン監督に是非会ってみたくなりました。

■小椋悟(映画プロデューサー『下妻物語』『ピストルオペラ』)
この映画は…夢幻的で…抽象的で…フワッと浮遊感…でも若いから無茶してて(笑)…だから退廃的でなく…どこか前向きで逞しい。この中国の新しい監督は、過去の映画的5W1Hに捕らわれていない。こりゃ大物だ。

『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』
2月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿ピカデリー、池袋HUMAXシネマズほかにて全国順次公開
監督:ビー・ガン
出演:タン・ウェイ ホアン・ジエ シルヴィア・チャン チョン・ヨンゾン リー・ホンチー
配給:リアリーライクフィルムズ ドリームキッド

【ストーリー】 ルオ・ホンウ(ホアン・ジエ)は、何年もの間距離を置いてきた故郷・凱里(かいり)へ、父の死を機に帰還する。そこでは幼馴染、白猫の死を思い起こすと同時に、彼の心をずっと捉えて離れることのなかった、ある女のイメージが付き纏った。彼女は自分の名前を、香港の有名女優と同じワン・チーウェン(タン・ウェイ)だと言った。ルオはその女の面影を追って、現実と記憶と夢が交錯するミステリアスな旅に出る…。

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