「“私に恨まれて死ぬんだ”って知って死んで!」松本穂香 × 渋川清彦『酔うと化け物になる父がつらい』予告編&ポスタービジュアル

秋田書店のWebサイト「チャンピオンクロス」にて連載され反響を呼んだ、菊池真理子が自身の実体験にもとづき描いたコミックエッセイを、松本穂香と渋川清彦のダブル主演で映画化する『酔うと化け物になる父がつらい』が、3月6日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

予告編は、主人公・サキ(松本穂香)の「思い出の父はいつも酔っていた」という台詞から始まる。その言葉通り、クリスマスに2階の窓から乱入、風呂場に全裸で横たわる、帰宅後すぐ玄関に倒れ込むなど、アルコールに溺れる父・トシフミ(渋川清彦)に振り回されるサキの様子が映し出される。そんなある日、トシフミに病気が発覚。それをきっかけに、これまで知ることのなかった“化け物”の背景が垣間見え、サキはこれまで心にしまっていた父への想いに気付いていく。予告編のナレーションは、主演の松本本人が担当。本映像で音源初公開となったGOOD ON THE REELによる書き下ろし主題歌「背中合わせ」の優しいメロディと歌詞が、映像をあたたかに彩る。

ポスタービジュアルには、妹・フミ(今泉佑唯)も加えた、家族4人の食卓風景を捉えた写真が使用された。「うちの“常識”はいつだって、よその“非常識”だった。」というサキ目線のコピーが入り、卓上に顔を突っ伏す父の姿やイラストがコミカルさを感じさせる。

『酔うと化け物になる父がつらい』
3月6日(金)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
監督:片桐健滋
原作:菊池真理子「酔うと化け物になる父がつらい」(秋田書店刊)
脚本:久馬歩(プラン9) 片桐健滋
主題歌:GOOD ON THE REEL「背中合わせ」
出演:松本穂香 渋川清彦 今泉佑唯 恒松祐里 濱正悟 安藤玉恵 宇野祥平 森下能幸 星田英利 オダギリジョー 浜野謙太 ともさかりえ
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 普段は無口で小心者なのに、酔うと“化け物”になる父(渋川清彦)と、新興宗教にハマる母(ともさかりえ)。一風変わった家庭で育った主人公のサキ(松本穂香)は、“化け物“のおかしな行動に悩まされ、徐々に自分の気持ちに蓋をして過ごすようになる。自分とは正反対で明るく活発な妹や、学生時代からの親友に支えられ、家族の崩壊を漫画として笑い話に昇華しながらなんとか日々を生きるサキ。そんなある日、アルコールに溺れる父に病気が見つかってしまう…。知っているようで、何も知らなかった父のこと。サキが伝えたかった、本当の気持ちとは?

©菊池真理子/秋田書店 ©2019 映画「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会