山田涼介「苦しい人生よ?」新成人に贈った深みのあるアドバイスとは?

シリーズ累計50万部を超える織守きょうやの小説を、主演にHey! Say! JUMPの山田涼介を迎えて映画化する『記憶屋 あなたを忘れない』が、2020年1月17日より公開される。このほど、1月7日に東京・神楽座にてサプライズ成人式イベントが実施され、キャストの山田涼介、芳根京子、ブラザートムが登壇した。

山田らがサプライズで登場すると、集まった新成人たちからは驚きと喜びの歓声が。感謝の気持ちを伝えたい人について聞かれた山田は「やっぱり親じゃないですかね」と答え、「ジャニーズあるあるですけど、この世界に入ったのも、姉と母親が勝手に履歴書を送って。今となっては親にも姉にも感謝しています。天職だと思っているので」と述べたが、初めはサッカー選手になりたかったそうで、「当時のワールドカップの金バッジを『買ってあげる』と言われて、それに釣られてオーディションに行って、気がついたら受かってました(笑)」と芸能界入りの経緯を明かした。

イベントでは新成人からの悩みや質問に答える場面も。「自立することが不安で、いまからできることはあるか?」という質問に、真剣な表情で考え抜いた山田は「この映画もそうですけど、人は人との支え合いで生きている。1人で自立しようとするよりは、周りとの関係を深めていって、必要な人を見定める能力も大切だと思う。人との関わりが方が、今まで以上に大事。深い関係になっていく人たちとの関わり方を大切にしていくのがいいと思う」と持論を展開した。

記憶力に自信がないという女性から「セリフはどうやって覚えていますか?」と聞かれた芳根は、「メモる。書いて、読んで。いろいろ試して自分に何が合うかを探している」とセリフ暗記のコツを伝授。家では台本を開かないという山田は「車での移動中に覚えます。僕らの場合は、やらなければいけない状況。だから自分を追い詰める作業をするのが長けているんだと思う」とし、「やらなければいけない状況を自分で作り出すのもひとつの手。人間って追い詰められると、だいたいのことが出来てしまう」と述べつつ、「苦しい人生よ?」と苦笑いしながらアドバイスを贈っていた。

『記憶屋 あなたを忘れない』
2020年1月17日(金) 全国ロードショー
監督:平川雄一朗
原作:織守きょうや「記憶屋」
脚本:鹿目けい子 平川雄一朗
主題歌:中島みゆき「時代」
出演:山田涼介 芳根京子 泉里香 櫻井淳子 戸田菜穂 ブラザートム 濱田龍臣 佐生雪 須藤理彩 杉本哲太 佐々木すみ江 田中泯 蓮佛美沙子 佐々木蔵之介
配給:松竹

【ストーリー】 大学生の遼一(山田涼介)は年上の恋人・杏子(蓮佛美沙子)にプロポーズするが、その翌日から彼女と連絡が取れなくなってしまう。数日後に再会した彼女は、遼一の記憶だけを失っていた。信じられない遼一は、人の記憶を消せるという都市伝説的な存在「記憶屋」のことを知り、大学の先輩で弁護士の高原(佐々木蔵之介)に相談して杏子の記憶喪失の原因を探り始める。幼なじみの真希(芳根京子)や高原の助手・七海(泉里香)らと調査を進めるうちに、遼一は人々の中にある忘れたい記憶やその奥にある思い、愛に触れていくことに…。

©2020「記憶屋」製作委員会