天才ダンサー、ロシオ・モリーナのステージの創作に迫るドキュメンタリー『衝動―世界で唯一のダンサオーラ』2020年3月公開!

フラメンコの枠を超えて舞台芸術やアートの世界からも注目される、スペインが誇る天才ダンサー、ロシオ・モリーナのステージの創作現場に迫ったドキュメンタリー『衝動―世界で唯一のダンサオーラ』が、2020年3月13日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

スペイン芸術界最高の栄誉「スペイン国家舞踊賞」を26歳の若さで受賞。2018年にイギリスの舞台芸術の最高賞「ローレンス・オリヴィエ賞」にノミネート。伝統的なフラメンコをベースにしながら、革新的なスタイルでフラメンコの世界を押し広げ、世界的な評価を確立したロシオ・モリーナは、ほかの舞台芸術や現代アートの世界からも熱い視線を送られている。3歳でダンスに目覚め、恵まれているとはいえない体格をものともせず頂点に上り詰めた彼女は自らをダンサオーラ(※)と呼び、その天才的なリズム感、驚異的な身体能力、天性の芸術的感性で異次元のステージを繰り広げる。
※ダンサーとバイラオーラ(女性フラメンコダンサー)を掛けた造語。

本作は、彼女のステージの創作現場を追ったドキュメンタリー。パリのエッフェル塔を望むシャイヨー国立舞踊劇場での上演までの道のりに密着した。仲間たちとの創作、練習、そして圧巻の本番のステージ。フラメンコ界の重鎮、ラ・チャナやフェルナンド・デ・ラ・モレーナたちとの心震えるセッション。そして、家族や本人のインタビューを通して、彼女の心の内側にも迫る。世界中のファンを魅了してやまない彼女のパフォーマンスやステージはどのように出来上がっていくのか。フラメンコの枠を超えた注目を浴びながら、フラメンコの魂を持ち続ける彼女が追求するステージとは?

予告編は、世界中のファンを魅了してやまないロシオの卓越した表現力や哲学、「常にリスクや限界に近づこうとしている」「力を使い果たした時にこそ真の美しいものが現れる」など彼女が発する言葉、そして超人的なパフォーマンスの裏にある尋常ならざる努力が映し出される。舞踊界の次世代を担う、世界を代表するトップダンサーの神髄を見ることができる。

『衝動―世界で唯一のダンサオーラ』
2020年3月13日(金)より、東劇、東京都写真美術館ホールほか全国ロードショー
監督・脚本:エミリオ・ベルモンテ
出演:ロシオ・モリーナ ホセ・アンヘル・カルモナ エドアルド・トラシエラオルーコ パブロ・マルティン・ジョーンズ ラ・チャナ
配給:トレノバ ノーム