マーク・ハミル「ファンは家族というものに近い存在」ハリソン・フォードも登場!『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』“最後の”ワールドプレミア

映画を超えた史上空前のエンターテイメント『スター・ウォーズ』シリーズの完結編であり、スカイウォーカー家の物語を描く最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が、12月20日より日米同時公開される。それに先立ち、現地時間12月16日に米ロサンゼルスのハリウッドにてワールドプレミアが開催され、レイ役のデイジー・リドリー、フィン役のジョン・ボイエガ、ポー・ダメロン役のオスカー・アイザック、カイロ・レン役のアダム・ドライバーらキャスト陣、さらに、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミル、ハン・ソロ役のハリソン・フォードらが登壇した。

▲(左から)イアン・マクダーミド、ケリー・ラッセル、リチャード・E・グランド、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、ナオミ・アッキー、ケリー・マリー・トラン、アンソニー・ダニエルズ、オスカー・アイザック、ヨーナス・スオタモ

歴史的なワールドプレミアを取材しようと、全世界から取材陣も集結。会場はイベント開始前からファンたちの熱い熱気に包まれ、キャストやスタッフ陣がレッドカーペットに姿を現すたびに大きな歓声が巻き起こった。ハリウッドで行われる他作品とは異なる、圧倒的な盛り上がりを見せる会場の中で、ルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミル、ハン・ソロを演じたハリソン・フォード、C-3POを演じたアンソニー・ダニエルズ、ランド・カルリジアンを演じたビリー・ディー・ウィリアムズ、暗黒卿パルパティーンを演じたイアン・マクダーミドらレジェンドの登場に、キャスト陣も驚くほどの最高潮の盛り上がりをみせた。

▲マーク・ハミル

▲(左から)ハリソン・フォード、アダム・ドライバー

さらに、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督を始め、脚本家のローレンス・カスダン(『エピソード5/帝国の逆襲』、『エピソード6/ジェダイの帰還』、『フォースの覚醒』)、ジョン・ファヴロー監督(『アイアンマン』『ライオン・キング』)といった名だたるフィルムメーカーたちも、この歴史的作品の完結を見届けようと続々と来場。「完結した『スター・ウォーズ』を前に、この40年以上の類まれなる旅がもたらしてくれた素晴らしい贈り物への誇りと感謝を感じている」とシリーズの完結についてコメントしている、映画史に名を刻むレジェンド的作曲家ジョン・ウィリアムズも姿を現し、ファンを大いに沸かせた。

▲スティーブン・スピルバーグ

▲(左から)デイジー・リドリー、ジョン・ウィリアムズ、ジョン・ボイエガ、アンソニー・ダニエルズ

また、日本からは『フォースの覚醒』から本シリーズを取材し続けている『スター・ウォーズ』ファンの一人、Hey! Say! JUMPの中島裕翔もカーペットゲストとして来場。全世界から集まった熱いファンと共に、歴史的なワールドプレミアに参加した喜びをあらわに、完結編の最初の目撃者の一人となった。

■マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー役) コメント
『スター・ウォーズ』はいつまでも私を驚かせ続けてくれます。シリーズ全ての映画の本質はどこまでも続くもので止まることはない。なによりファンが最高です。どんなに感謝してもしきれるものじゃありません。彼らは単なるファンじゃなく、もっと家族というものに近い存在なんだ。ファンの方々がいなければ、いま私たちはここにはいないでしょうね。(そんなファンへこれから)「さよなら」を言うって…(泣きまねで会場の笑いを誘う)『スター・ウォーズ』の映画には希望がある。これらの映画が語っているのは、自分に嘘をつかず、自分を信じて、自分だけのためでなく、自分の周りの人々のために行動をすれば勝利を手に入れることができるということ。これはおとぎ話なんです。ただその舞台が宇宙だったんだ。

■アンソニー・ダニエルズ(C-3PO役) コメント
銀河で一番大きなパーティーに参加するなんて、とても素敵なことです。誰もがどんなふうに物語が終わるのか興味津々。物語は完結に向かいます。物語で「やった、それってよかった!」と思える瞬間を持たないといけない。そうすれば、また初めに戻って、もう一度見られるでしょ。撮影セットの最終日はもちろん少し悲しいと感じました。すばらしいクルーも、すばらしいキャストも、すばらしい監督も、すばらしい脚本家も後にして去らなければいけなかった。すばらしいC-3POもね。ジョージ・ルーカスの行ったすばらしいことのひとつは、この『スター・ウォーズ』をみんなの「砂場」のようなものにしたこと。人々もそれを受け入れて、三世代にもわたって、この「砂場」で遊び、物語を作り、衣装を作り出し、ダークサイドだろうがライトサイドだろうが喜びを共有してきたことです。映画には、みんなのための何かが、誰かがいつもそこにあるのです。

■デイジー・リドリー(レイ役) コメント
これから、世界中に映画が公開されるのよね、というワクワク感がすごいの。ちょっと前から周りの人たちが「終わってしまうのはどんな感じ」「終わってしまうのよね」って私に言ってくるようになって。それが頭の中から“終わり”が離れなくなってしまって、私は悲しくて酷いくらい感情的に「うえええーーん」という感じで泣いてしまったの。人々にはこの作品を観てもらいたいけれど、終わってしまうというのは…とても不思議な感じがします。レイというキャラクターを演じていて、(ライトサイドorダークサイド)どちらのサイドに着くとしても、その一部になりたいと思わせてくれるし、もし観客とし観てもその物語の一部になって楽しめる。『スター・ウォーズ』は誰が観ても楽しめる普遍的なストーリーがあると思うの。

■アダム・ドライバー(カイロ・レン役) コメント
『スター・ウォーズ』がこんなに長い間、愛されてきたのはキャラクターがあるからなんだと思います。彼らを囲む、壮大な背景、それはデザイン的にもとても美しいものですし、物語の本質的なものも普遍的なテーマを扱っています。小さな町に閉じ込められていると感じていたルーク・スカイウォーカーには何か大きな事に巻き込まれる運命が待っていて、その小さな町から抜け出し、そこに立ち向かう必要があった。そして物語は、彼の家族について語り、その家族からは誰も逃れられず、物語はその全てと家族との関わりを描くのです。逃れられないと感じられる運命、そして変えてしまいたいと思う宿命、そしてそこにある大きなテーマ、それらすべてがこの物語を時代とともにある存在にしていると思います。

■J.J.エイブラムス監督 コメント
ついにここまで来て、とても楽しい気分になっています。観客が早く映画を見てくれることが待ちきれませんね。すべてをまとめ上げなくてはいけないと、これまでにない難しい注文でしたが、その上であの伝説のビリー・ディー・ウィリアムズを含むすばらしいキャストとも仕事ができ、とても楽しいチャレンジでしたよ。
▲J.J.エイブラムス監督(右)

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
12月20日(金) 全国公開
監督・脚本:J.J.エイブラムス
出演:デイジー・リドリー アダム・ドライバー ジョン・ボイエガ オスカー・アイザック マーク・ハミル キャリー・フィッシャー ビリー・ディー・ウィリアムズ ルピタ・ニョンゴ ドーナル・グリーソン ケリー・マリー・トラン ヨーナス・スオタモ アンソニー・ダニエルズ ビリー・ラード ケリー・ラッセル ナオミ・アッキー リチャード・E.グラント
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

【ストーリー】 祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン(アダム・ドライバー)。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の想いを引き継ぎ、わずかな同志たちと立ち上がるレイ(デイジー・リドリー)。スカイウォーカー家を中心とした壮大な“サーガ”の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最終決戦に託された…。

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