“C-3POが真の悪役説”に本人が言及! 「ずっと闇も紡いで来ている…」

映画を超えた史上空前のエンターテイメント『スター・ウォーズ』シリーズの完結編であり、スカイウォーカー家の物語を描く最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が、12月20日より日米同時公開される。このほど、12月12日にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて来日記者会見が行われ、キャストのデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アンソニー・ダニエルズ、J.J.エイブラムス監督、プロデューサーのキャスリーン・ケネディ、脚本のクリス・テリオ、SWキャラクターのBB-8、R2-D2が登壇した。

期間にして42年間、シリーズ全作品に登場する“レジェンド”C-3PO役のアンソニー・ダニエルズ。ゲスト陣のコメントを聴きながら気がついたことがあるそうで「壇上にいる皆さんは、私のキャリアを成長しながら見てくれていた。そんな私たちが一緒に映画を作ったのも、『スター・ウォーズ』の魔法だと思う」と語った。

海外の記者から「実はC-3POが真の悪役ではないか?というファンの説についてどう思うか?」というを質問を受けたダニエルズは、「ファンの皆様の創作力は素晴らしい。皆さん、とても興味深い説を考えてくださって、クリスもJJも思いつかないものばかりです」とニッコリ。「ですが、もう少しお待ち下さい。私自身は全作品に出ており、すべての作品を紡ぐ糸になってはおりますが…、ずっと闇というものも紡いで来ている。私自身が金色でとても明るく光っているのは、実は目を欺く隠れみのかもしれない…」と、本音とも冗談とも取れる回答で真相を煙に巻いた。

ファンの説については議論を重ねたという脚本のクリス・テリオは、「面白いし、クレイジーだし、いいものもあったが、どれも使っていない」とコメント。続けて「今まで言えなかったことを言います」と述べ、「アンソニー・ダニエルズさんは、ずっとこのサーガに出演されています。彼が私にとってもJJにとっても本当の意味でインスピレーションになってくれた。子供の頃に聴いた彼の声が、ずっと頭の中にありました。もうC-3POのセリフを書けないという悲しさもある。それほど、C-3POとアンソニーさんは、シリーズのハートであり魂だった」と、感慨深げに語った。

これに対して「クリスが言ってくれて本当に嬉しい」と述べたJ.J.エイブラムス監督。「私たちはこの舞台に本当のレジェンドと一緒に座っている。しかも映画のなかで彼の顔は一度も見られない。パフォーマンスも声もすべて彼のもの。そして『スター・ウォーズ』で最初に登場するキャラクターでもあり、『この映画で笑ってもいいんだ』と思えるトーンも作ってくれている。語り尽くせないくらい見事なパフォーマンスを褒め称えたい」とレジェンドに熱い言葉を送り、会場から温かい拍手が沸き起こっていた。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
12月20日(金) 全国公開
監督・脚本:J.J.エイブラムス
出演:デイジー・リドリー アダム・ドライバー ジョン・ボイエガ オスカー・アイザック マーク・ハミル キャリー・フィッシャー ビリー・ディー・ウィリアムズ ルピタ・ニョンゴ ドーナル・グリーソン ケリー・マリー・トラン ヨーナス・スオタオ アンソニー・ダニエルズ ビリー・ラード ケリー・ラッセル ナオミ・アッキー リチャード・E.グラント
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

【ストーリー】 祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン(アダム・ドライバー)。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の想いを引き継ぎ、わずかな同志たちと立ち上がるレイ(デイジー・リドリー)。スカイウォーカー家を中心とした壮大な“サーガ”の結末は、“光と闇”のフォースをめぐる最終決戦に託された…。

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