「怒り」「悪人」などが映画化された作家の吉田修一によるスパイアクションエンターテイメント小説、通称“鷹野一彦”シリーズ「太陽は動かない」を、藤原竜也主演、竹内涼真共演で羽住英一郎監督が映像化する『太陽は動かない』の映画版の公開日が2020年5月15日に決定し、ドラマ版は2020年にWOWOWプライムにて放送される。このほど、藤原演じる鷹野と、竹内演じる田岡をそれぞれ映した超特報映像とティザービジュアルがお披露目となった。
本作は、心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野と相棒の田岡が、“新時代エネルギー”の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦を繰り広げるサスペンス。
超特報映像(藤原竜也ver.)では、暗闇の中、赤い光が点滅し、やがて椅子に縛られた鷹野(藤原竜也)が浮かび上がる。点滅しているのはなんと、鷹野の心臓。2000年には無人島で中学生同士の殺し合いに強制参加させられ、2006年には死神のノートで新世界の神になるなど、これまで藤原は唯一無二の俳優として類を見ないほど数々の強烈なキャラクターを演じ、常に日本映画界のトップを走り続けてきた。そんな藤原が2020年に満を持して挑むのは“心臓に爆弾を埋め込まれるエージェント”という、これまでにはない藤原竜也史上最悪で絶体絶命の状況に追い込まれる鷹野だ。一方、超特報映像(竹内涼真ver.)では、田岡(竹内涼真)が上半身裸で腕を縛られ横たわり、必死でもがく苦しい表情を見せている。鷹野同様、心臓の危機を知らせるべく赤く点滅する。2014年には車に乗る変身ヒーロー、2016年には野球部のキャッチャーとして甲子園を目指したり、2018年には冷徹、ヒネクレ者で頭脳明晰なセンセイになったりと清く爽やかな役柄を重ねてきた竹内も、本作ではこれまでとは打って変わって、心臓に爆弾を埋め込まれたエージェント・田岡を演じることで今までに見せたことのない顔を見せる。
ティザービジュアルは、「藤原竜也、今度は何だ?!」「竹内涼真、いったいどうした?!」のコピーが目を引き、藤原と竹内の心臓の爆弾が今にも爆発しそうなほど赤い光を放つ。人の心臓に埋め込まれた爆弾のリミットは、24時間。数々の死線を潜り抜けてきた藤原と、これまでにないピンチに立たされている竹内。過去最大の修羅場を二人はどう切り抜けるのか?二人を待ち受ける壮絶な運命や、命がけの頭脳戦を予感させるデザインとなっている。
本作は、東欧ブルガリアでの約1ヶ月にも及ぶ海外ロケで、市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や、列車を丸ごと貸し切り、首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーンの撮影など、邦画・連続ドラマの枠に収まりきらない、日本では到底実現不可能ともいえる超異例づくしの大規模な撮影が行われた。日本国内での撮影も無事に終えて8月にクランクアップした。
『太陽は動かない』
映画:2020年5月15日(金) 全国ロードショー
ドラマ:2020年、WOWOWプライムにて放送
監督:羽住英一郎
原作:吉田修一「太陽は動かない」「森は知っている」
脚本:林民夫
出演:藤原竜也 竹内涼真
配給:ワーナー・ブラザース映画
【ストーリー】 心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原竜也)と相棒の田岡(竹内涼真)。24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦が始まる。誰が敵か味方が分からない極限の状況の中、2人の心臓爆破のリミットは迫っていた。
©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会