監督が撮影初日にぶっ倒れる!?総勢11名で裏話を暴露!『ゴーストマスター』公開記念舞台挨拶

第2回TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM準グランプリ受賞作で、ヤング ポール監督作品『ゴーストマスター』が12月6日より公開中。その公開を記念して、12月7日に新宿シネマカリテにて公開記念舞台挨拶が行われ、三浦貴大、成海璃子、板垣瑞生、永尾まりや、原嶋元久、寺中寿之、川瀬陽太、柴本幸、森下能幸、手塚とおる、ヤング ポール監督が登壇した。

キャストからの挨拶後、「撮影時の苦労した点・エピソード」からトークがスタート。川瀬から「初日にポールが倒れた」と大事件を暴露された監督は「現場が大変で倒れてしまったんです」と苦笑い。三浦は「プロデューサーが飛んできて、監督が倒れたと聞かされて。かけつけたら横たわった監督がいてビックリしました」と当時の様子を語った。続いて板垣が倒れた監督を「心配して見ていました」と言うと、「見ていたの?見ていただけなの?」と全員から総ツッコミ。さらに、川瀬に「これから頑張ろうというときに、監督に倒れられた俳優部の気持ちわかる?」と詰められると、監督が「この曲者、キャラ立っている人と一緒に仕事する僕の身にもなれと」逆切れし会場は大爆笑となった。

次に、大変だったシーンを聞かれた三浦は「人力スローモーションですかね」と本作独特の撮影方法を話題に。カメラマン役の森下から「足がしんどかった。普段から走ったり、鍛えておいてよかったと思った」とスローに動く際の苦労が語られた。また、監督の演技指示が擬音ばかりだったとの川瀬からのクレームに、監督が「その説明でもみなさんがマジメに演じてくれたので、本当に良かった」と言うと、川瀬から再度「やるしかないじゃいん」と激しいツッコミを受けた。

現場での監督の印象、監督に伝えたいことを聞かれると、三浦は「過酷な現場だったので、言われことに対してとにかくやるだけでした。監督は、長編映画を初めて撮ったとは思えない人物。同じ年なので演じやすかった」、司会が川瀬に尋ねると「俺、たいして知らねぇよ、監督のこと」と反論。場内を笑わせた。

司会よりこの機会だから言っておきたいことを聞かれた板垣は、「監督はとてもいい人でした。」と故人を懐かしむような回答をし、「死んだの?」と川瀬から突っ込まれる一幕も。映画愛によってモンスター化する桜庭勇也の演技については、「台本から読み取れないとき、すごいクオリティで演技の見本を見せてくれた。その見本のおかげでここまでやっていいのだと安心した」と語った。監督に顔がつぶれる気持ちを聞かれた永尾は、「最初特殊メイクを見たとき自分の顔に見えなくて驚いた。実際のスクリーンで見たら良い感じでした」と自身の特殊メイクについて感想を語った。

最後のトークテーマとして「個人的な〇〇愛」を質問され、11人が順番に、川瀬「釣りが生涯の趣味です」、森下「台本ですね。一番初めに演じさせていただいた台本は大切にしています。宝物です」、柴本「リコーダー。一日吹かないと禁断症状がでる。毎日吹いています。ジャズ吹いたりします」、手塚「なんにもないですね。心の中は荒れ地です。枯れています。草一本生えてない(笑)」、成海「ジム・キャリーが好きで、たくさん映画を観ています。唯一無二の存在で憧れます」、三浦「写真ですかね。撮るのが好きです。人の顔が好きなので、写真に撮って人の顔をガン見するのが10年近く好きで。なんか変態みたいですね(笑)」、板垣「人の声が好きです。声フェチです。この仕事するといろんな方の声が聞けるので。今回共演させていただいた中では、三浦さんの声好きです」、永尾「映画愛です。物事に興味がないのですが、長く見ているのは映画なので、映画愛なのかなと思います」、原嶋「究極のキャンプ愛です。お金かかるけど、みなさんにキャンプの良さをしってもらいたい」、寺中「北斗の拳愛です。マンガ、アニメ両方好きです」と、それぞれが回答した。最後に、監督が「料理愛。段取りだから、段取りがはまり、上手にできると快感です」と答えると、「普通過ぎる」と川瀬や三浦からダメ出しされていた。

イベントの締めとして、監督から「本作は、いろんな要素がある映画です。キャストもそうですし、スタッフの技術の賜物です。どこかひとつでも気に入っていただけたらうれしいです」と挨拶があり、大きな拍手のなか舞台挨拶は終了した。

『ゴーストマスター』
12月6日(金) 新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
監督:ヤング ポール
脚本:楠野一郎 ヤング ポール
出演:三浦貴大 成海璃子 板垣瑞生 永尾まりや 原嶋元久 寺中寿之 篠原信一 川瀬陽太 柴本幸 森下能幸 手塚とおる 麿赤兒
配給:S・D・P

©2019「ゴーストマスター」製作委員会