日本でも大ヒットした『ラ・ラ・ランド』のスタッフが再集結し、『マレフィセント』のエル・ファニングが主演を務める映画『ティーンスピリット』が、2020年1月10日より公開される。このほど、本作のUS版ロング予告編がお披露目となった。
本作は、音楽の才能と情熱を秘めた若者たちが栄冠を目指すオーディションのリアルな“舞台裏”を描くドラマ。イギリスの田舎町、ワイト島。移民として母子家庭で育った内気な主人公ヴァイオレットにとって、音楽だけが現実の世界から自分を解き放ってくれる心の拠り所だった。ある日、ヴァイオレットは地元で国際的に有名な人気オーディション番組“ティーンスピリット”の予選が行われることを知り、出場を決意する。
US版ロング予告編には、バイト先のパブで歌うヴァイオレット(エル・ファニング)と偶然出会い、のちに彼女の師となる元オペラ歌手のヴラド(ズラッコ・ブリッチ)や、レコード会社の幹部で、オーディション審査員のジュールズ(レベッカ・ホール)といったキーパーソンたちの台詞が収められる。「歌が好きな人はいくらでもいる。あなたは別物。でもパフォーマーとしては未熟」とジュールズから語られる通り、ヴァイオレットはオーディションの中で大勢のライバルと戦っていくのと同時に、自分と向き合い、そして確固たる意志と自信を身につけていかなくてはならない。そんな彼女に基礎を教えながら、「君ならできる。心から歌え」と親身に声をかける師・ヴラドの存在、「あなたは幼虫。私たちは繭。手を組めば、蝶が生まれるかも」と甘い言葉で、オーディションが終了する前にレコード契約を持ちかけてくるジュールズ。大人の思惑も絡み始めたリアルなオーディション番組の舞台裏で彼女はどう成長していくのか?
『イングリッシュ・ペイシェント』などを手がけた巨匠、アンソニー・ミンゲラ監督を父に持ち、自身は俳優としても活躍するマックス・ミンゲラ監督は、「この映画はヴァイオレットがどのようにして確固たる意志と自信を身につけていくか、その過程を中心に見つめるが、それは彼女が自由に歌う自信をつけていく過程であると同時に、人に認められなければならないという考えから解放される過程でもある。ヴァイオレットと同じように夢と現実の間の隔たりに苦しんでいる人がいるのなら、この映画が自分の声を信じるインスピレーションになる事を願う」とコメントを寄せた。
劇中、オーディションを彩る音楽には、ケイティ・ペリーやアリアナ・グランデ、カーリー・レイ・ジェプセンといったヒット・チャートを賑わす人気アーティストの楽曲が使われるほか、ロビンの「ダンシング・オン・マイ・オウン」やエリー・ゴールディングの「ライツ」、シグリッドの「ドント・キル・マイ・ヴァイブ」といったヒットソングをエル・ファニングが吹替えなしで力強く歌い上げている。
『ティーンスピリット』
2020年1月10日(金)より角川シネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本:マックス・ミンゲラ
製作:ジェイミー・ベル プレッド・バーガー
音楽プロデューサー:マリウス・デ・ヴリーズ
音楽監修:スティーヴン・キジッキ
出演:エル・ファニング レベッカ・ホール
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 イギリスの田舎町、ワイト島。移民として母子家庭で育った内気な主人公のヴァイオレット・ヴァレンスキ(エル・ファニング)にとって、音楽だけが現実の世界から自分を解き放ってくれる心の拠り所だった。そんな彼女はある日、地元で国際的に有名な人気オーディション番組“ティーンスピリット”の予選が行われることを知る。町を抜け出し、歌手になる夢をつかむため、自らの歌声ひとつでオーディションに挑む決意をした彼女の未来とは…!?
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