ディーン・フジオカ「凹みました。それ、僕のこと?」現場で松下奈緒に罵られ疑心暗鬼に

「シティーハンター」を手掛けた漫画家・北条司が実写映画の総監督を初めて務め、松下奈緒、ディーン・フジオカらが出演する『エンジェルサイン』が、11月15日に公開初日を迎えた。それを記念して、11月16日にユナイテッド・シネマ豊洲にて舞台挨拶が行われ、キャストの松下奈緒、ディーン・フジオカが登壇した。

全編セリフがないサイレント映画に臨んだキャスト陣。松下は台本を手にした段階で「未知の世界の印象。どうやって撮影するのか、しゃべって良いのか、ダメなのか」何も分からない状況で、「撮影前はドキドキしてましたね」と当時の思いを吐露。

「もしかして打ち合わせも言葉無しで、パントマイムみたいな感じで本読みするのか?」と心配していたというディーン。「とにかく現場は自由な感じ。北条監督が部署ごとの担当に力を発揮してもらうようなディレクションをしていただいて、一人ひとりがベストを尽くせる現場だった」と撮影を振り返った

現場では自由にセリフを生み出して、言葉を発していたという二人。松下はディーンを罵るシーンがお気に入りらしく「(現場では)いろいろな言葉を投げつけているんですが、(言っている内容は)皆さんのご想像にお任せします」とニンマリ。これに対してディーンは「凹みました…」と苦笑いを浮かべ、「それ、僕のこと?と思って(笑)。(台本に)セリフが書いてないから、松下さんが本心をぶつけてるんじゃないかと思って(笑)」と、疑心暗鬼に陥っていたことを明かしてくれた。

本作では普通の台本ではなく、絵コンテが使われたそうで、実際に使われたものがスクリーンに映し出される場面も。絵コンテを最初に見たとき、松下は「シティハンターじゃない? って(笑)?」、ディーンも「冴羽獠役、来たか! 子供の頃からの夢の!」と、二人とも同じことが頭によぎったことを明かして、会場を笑わせていた。

『エンジェルサイン』
11月15日(金)よりユナイテッド・シネマ豊洲ほかにて公開
総監督:北条司
監督:北条司 落合賢 ノンスィー・ニミブット ハム・トラン 旭正嗣 カミラ・アンディニ
企画:堀江信彦
主題歌:DEAN FUJIOKA「Chasing A Butterfly feat. Nao Matsushita」
出演:松下奈緒 ディーン・フジオカ 緒形直人 菊池桃子 佐藤二朗 プレオパン・パンイム ピポッブ・カモンケットソーポン ブンイン・インルアン ゴー・クアン・トゥアン スアン・ヴァン 坂井彩香 ニーンナラ・ブンビティパイシット メカトロウィーゴ トゥク・リフヌ・ウィカナ アビゲイル 吉田美佳子
配給:ノース・スターズ・ピクチャーズ

【ストーリー】 チェリストのアイカ(松下奈緒)とピアニストのタカヤ(ディーン・フジオカ)。音楽家で恋人同士の二人は、「いつか二人の音楽で、世界中の人々を感動させたい…」と、夢を追いかけていた。アルバイトをしながら曲作りに没頭するタカヤと、彼を見守るアイカ。しかし、「エンジェルサイン」というチェロとピアノの二重奏曲を作り上げた直後、タカヤは帰らぬ人となってしまう。アイカが、チェロのみで演奏する「エンジェルサイン」。やがて、その曲は世界に広まっていき…。

©「エンジェルサイン」製作委員会