ジュリエット・ビノシュ、ギョーム・カネ、ヴァンサン・マケーニュなどフランスを代表する豪華キャストが出演する、名匠オリヴィエ・アサイヤス監督最新作『冬時間のパリ』が、12月20日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。

予告編は、「実は俺浮気してるんだ」という作家レオナール（ヴァンサン・マケーニュ）の衝撃的なセリフから始まる。そして彼は不倫相手との情事を小説にしており、その本の出版をしてきた友人アラン（ギョーム・カネ）の妻セレナ（ジュリエット・ビノシュ）こそ不倫相手という衝撃の事実が明かされる。アランに至っても年下の美人アシスタントと不倫中という始末。“編集者と女優”、“作家と秘書”のパリに暮らす2組の夫婦がもつれてこんがらがっていく様が、“出版業界の今”を絡めながらつづられていく。「互いの関係に新たな意義を見出し、受け入れ合う夫婦を語りたいと思った」と語るアサイヤス監督は、洗練された会話とユーモアを散りばめながら、随所で冬のパリの魅力を感じさせる。

『冬時間のパリ』
12月20日（金）より、Bunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
監督・脚本：オリヴィエ・アサイヤス
出演：ジュリエット・ビノシュ　ギョーム・カネ　ヴァンサン・マケーニュ　クリスタ・テレ　パスカル・グレゴリー
配給：トランスフォーマー

【ストーリー】　敏腕編集者のアラン（ギョーム・カネ）は電子書籍ブームが押し寄せる中、なんとか時代に順応しようと努力していた。そんな中、作家で友人のレオナール（ヴァンサン・マケーニュ）から、不倫をテーマにした新作の相談を受ける。内心、彼の作風を古臭いと感じているアランだが、女優の妻・セレナ（ジュリエット・ビノシュ）の意見は正反対だった。そもそも最近、二人の仲は上手くいっていない。アランは年下のアシスタントと不倫中で、セレナの方もレオナールと秘密の関係を結んでいる。時の流れと共に、変わりゆくもの、変わらないもの…それは何？

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