たむら純子と清智英による人気漫画を、知英主演で映画化した『どすこい！すけひら』が、11月1日より公開される。このほど、10月29日に撮影現場となったセナング代官山にて公開直前トークイベントが実施され、キャストの知英と草川拓弥が出席した。

本作は、元どすこいの鈍感女子をめぐるラブコメディ。イタリアで事故に巻き込まれたぽっちゃり体型の綾音は、昏睡状態から目覚めると、誰もがうらやむナイスバディに変身していた。帰国後は、エステティシャンとして客のハートを鷲掴みにする綾音だが、昔、どすこいだったこともあり、恋愛には無関心だった。そんなある日、綾音はサロンの超VIPで人気アイドルの湊拓巳から食事に誘われ、彼に恋心を抱く。しかし、拓巳に恋人がいることが発覚し、「元どすこいの私を好きになってくれるわけない」と心を閉ざしてしまう。綾音は、過去の自分を乗り越え、本気の恋をすることができるのか。

拓巳役の草川は、綾音役の知英から劇中でオイルマッサージを受けたそうで「僕が初めてオイルマッサージを受けたのが知英さん」というかなりレアな体験だったことをアピール。綾音がゴッドハンドという設定だったそうで、知英は「（マッサージの）勉強をもっとしたかったんですけど、時間がなくて…。足と肩をマッサージしたんですけど、足が細くて、美脚でびっくりした」ことを明かした。

「本当にゴッドハンドだった」と知英のマッサージを振り返った草川は、「短い練習時間だったにも関わらず、すごく上手くて、本当に気持ち良くなっちゃって、撮影中に口がパカーンと開いてしまった」ことを告白。これについて知英は「マッサージを受けるのが好きだから、自分でやるのも楽しくて（笑）。どこが気持ちいいか分かるから、ついつい（笑）」と自身のマッサージを分析した。

ファットスーツを着て撮影に臨んだ知英。撮影は夏だったそうで、「本当に暑かったですが、どこでもゴロンとなれるので、休憩時間はどこでも寝ていた。あれを着てたら怪我はしない。どこをぶつけても痛くない」とファットスーツのメリットを笑顔で解説していた。

綾音のように自分に自信が持てない人にアドバイスをする場面で、草川は「僕も外見は気にしない。中身が素敵な人に惹かれる。自信の持ち方は自己肯定力を上げるとか。自分をちょっとのことでも褒めてあげる」と自らの体験からアドバイス。

知英は「綾音が変わる瞬間は自分が好きなものを見つけた瞬間。すごく大事なことだと、この映画を通じて思ったので、それもひとつなのではないか」とコメントしていた。

『どすこい！すけひら』
11月1日（金）より、シネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマ（一部劇場を除く）ほか全国公開
監督：宮脇亮
原作：「どすこい!すけひら」（漫画：たむら純子 原案：清智英）（ホットドッグプレス・講談社刊）
主題歌：「Don’t Stop 恋」超特急
出演：知英　草川拓弥（超特急）　金子大地　松井愛莉　池端レイナ　富田望生　富山えり子　水島麻理奈　パンツェッタ・ジローラモ　りゅうちぇる 　竹中直人
配給：アークエンタテインメント

【ストーリー】　大好きなチョコレートに囲まれて暮らすため、イタリアに移住したぽっちゃり体型の主人公・綾音（知英）。ひょんなことから事故に巻き込まれ、昏睡状態から目覚めると…誰もがうらやむナイスバディに大変身。帰国後は、エステティシャンとして働き、実家の農家の搾乳で磨き上げた指使いで、お客様のハートを鷲掴みにしていた綾音。昔、どすこいだったこともあり、恋愛には無関心で、大好きなチョコレートと、趣味のゲームに没頭する日々を送っていた。そんなある日、サロンの超VIPで人気アイドルの湊拓巳（草川拓弥）から食事に誘われる。楽しいデートをして、拓巳に淡い恋心を抱くが拓巳に恋人がいることが発覚し、「元どすこいの私なんかを、拓巳が本気で好きになってくれるわけない」と心を閉ざしてしまう…。綾音は、過去の自分を乗り越え、本気の恋をすることができるのか！？

© 2019 劇場版「どすこい!すけひら」製作委員会 ©清智英・たむら純子/講談社