10月10日より渋谷駅周辺エリアの各商業施設にて開催していた「第12回 渋谷ファッションウイーク」。最終日となる10月20日、渋谷・文化村通りにて行われた路上ファッションショー「SHIBUYA RUNWAY」に、当イベントのアンバサダーでもある松岡茉優、渋谷ファッションウイーク実行委員会・委員長の大西賢治、ナビゲーターの干場義雅らが登場した。
20日に行われたファッションショー「SHIBUYA RUNWAY」内の「SHIBUYA FIRST STEP」では、新進気鋭の若手ファッションデザイナー・姉崎真琴、中野由佳がウィメンズブランド「ADDICT NOIR」のランウェイショーを披露。最新のコレクション20ルックを発表した。その後、「渋谷スタイル」では、キャンペーンに参加している各大型商業施設が渋谷ならではの“リアルクローズ”を披露するという、二部構成のショーを実施。さらに、アンバサダーの松岡が、自身が主演する映画『蜜蜂と遠雷』内で演じる“栄伝亜夜”のピアノコンクール本選楽曲「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26 第1楽章」が奏でられる中、「MADE IN SHIBUYA」をテーマにしたファッションで登場。“ファッションと映画(音楽)”という、渋谷ならではのミックスカルチャーを発信した松岡が「渋谷スタイル」のモデルと一緒にフィナーレを迎えると、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
ショー終了後、今回のイベントを開催した感想を聞かれた大西実行委員長は、「今年は今までにない生の演奏とともに、渋谷らしい旬の女優さんに来ていただいて、渋谷のファッションの懐が広がるなと思いました。この秋、渋谷の街が変わっていくタイミングで、いいイベントになり嬉しく思います」とコメント。また、渋谷をイメージした衣装でランウェイを歩いた松岡は「今回は色々な素材を使ったジャケットと、パンツの上にチュールスカートを重ねています。渋谷らしいものを自分なりに考えて、好きな服を自分の好きなタイミングで着るという“渋谷の自由っぽさ”を表現しました」、干場は「毎年、『SHIBUYA RUNWAY』を見てきていますが、今年はトレンドがミックスされていて、多様性を感じられるランウェイでした」とそれぞれ語り、本イベントを締めくくった。
■松岡茉優 コメント
Q:第12回 渋谷ファッションウイークのアンバサダーとして「SHIBUYA RUNWAY」に参加していかかでしたか?
東京出身なので渋谷という街は学生時代から遊び場で、映画や舞台を観に来たりして過ごしていました。そのような街の真ん中にレッドカーペットを敷いて、そこを舞台にしてしまうという潔さに感動しました。
Q:今日のファッションについてお聞かせください。
今回は色々な素材を使ったジャケットと、パンツの上にチュールスカートを重ねています。渋谷らしいものを自分なりに考えて、好きな服を自分の好きなタイミングで着るという“渋谷の自由っぽさ”を表現しました。
Q:映画『蜜蜂と遠雷』の撮影に協力したスタンドアップオーケストラの生演奏をバックに歩いた感想。
私が歩いている時に演奏していただいた「プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番」は、『蜜蜂と遠雷』の劇中で私がクライマックスに演奏した曲です。渋谷の皆さまに生でクラシックを聞いていただく機会となって良かったなと思います。
Q:映画の中でコンサートホールの舞台に立つのと、今日のレッドカーペットに立つのとどちらが緊張しましたか?
普段、お芝居をしているときは、その務めを果たすという意識で緊張しないんです。今回レッドカーペットを敷いていただいた真正面に、Bunkamuraがあるという景色がはじめてで、普段は道の真ん中は歩けないため、この景色自体がかなりレアだったなと思います。
Q:ピアニスト役にチャレンジされた『蜜蜂と遠雷』のオーケストラと、再び渋谷の街で共演された感想。
今回参加したスタンドアップオーケストラさんは、劇中にもご出演いただいています。実はクラシックには、縦ノリができてリズムに乗って聞けるものもたくさんあるので、『蜜蜂と遠雷』を観ていただきクラシックってこんなに距離が近いのだなって思ってもらえたら、うれしいです。
Q:学生やこれからの若者に向けてメッセージをお願いします。
俳優をしているとファッションイベントに出させていただくことはあまりないのですが、今日初めて渋谷ファッションウイークに参加して、沿道で応援してくださっている人もいてうれしかったです。ファッションと共に自分を楽しんでいただけたらいいなと思いました。