ももクロまさかの暴露話にムロツヨシ大ショック「一番言っちゃダメ!」

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの二大アカデミー賞俳優が主演を務めた2007年公開のヒューマンドラマを原案に、主演に吉永小百合、共演に天海祐希を迎えて新たに映画化する『最高の人生の見つけ方』が、10月11日に公開初日を迎えた。このほど、同日に丸の内ピカデリーにて初日舞台挨拶が行われ、キャストの吉永小百合、天海祐希、ムロツヨシ、満島ひかり、ももいろクローバーZ、前川清、犬童一心監督が登壇した。

吉永演じる幸枝と天海演じるマ子の旅のサポートをする高田役のムロ。「台本を読んだときに、吉永さんと向き合ってお芝居をするシーンがあって、こんな役を私がやっていいのか!? ぜひやらせていただきたい!」とオファー時の気持ちを振り返った。台本上で一番楽しみにしていたシーンがあったそうで、「スカイダイビングが終わって、“元気がない高田を介抱する幸枝、膝枕をしている高田、そこにマ子社長が来て、『デレデレしてんじゃないよ!』これが台本」と説明し、実際には「膝枕に行く途中にマ子社長が『No!膝枕』というアドリブで。小百合さんとムロはくっつかず(笑)」と、今回の撮影で一番楽しみなシーンが、一番残念なシーンに変わったことを明かした。

これに天海は「残念だったですね。今回は無理なので、次回でお願いします」と言い放つと、「そんなに毎回膝枕のシーンないでしょう!?」ムロが恨み節。天海が「マ子さん的に、高田の甘えているところが許せなかった」と膝枕を阻んだ理由を明かすと、ももクロからも「良かった〜(笑)」と同意の声があがり、監督も「(天海と)同じ気持ちだった」のでカットしなかったことを明かした。このシーンについて感想を聞かれた吉永は「マ子さんに着いていきます!」と声高らかに宣言していた。

幸枝の娘役である満島は「おせち料理を作る場面はとてもハッピーで、まさか前川さんにアーンしてもらえるとは思わずに(笑)」と撮影を振り返り、吉永のウエディングドレス姿には「あんまりにも美しすぎて、天海さんと『見ました?見ました!?』」と盛り上がっていたことを明かした。

本作に本人役で登場したももクロのメンバー。百田は「(一緒に番組をやっている)鶴瓶さんが、ずっと言うんですよ『お前らいいな、いいな。(吉永は)俺の永遠の恋人なんや』って。羨ましがっていた」ことを報告。吉永と天海とのダンスシーンでは「まさかあんなに一緒に踊れるとは思わなくて。とても楽しかった」と撮影を振り返った。また、ムロが披露するオタ芸について「リハーサルから誰よりも汗をかいてやってたけど、あんまり映ってなかった」ことを暴露。ショックで苦笑いを浮かべるムロは「共演者に『あんまり映ってなかった』って、一番言っちゃダメ!(笑)」とツッコみ、会場を笑いに包んでいた。

『最高の人生の見つけ方』
10月11日(金) 全国ロードショー
監督:犬童一心
アダプテーション脚本:浅野妙子 小岩井宏悦 犬童一心
主題歌:竹内まりや「旅のつづき」(ワーナーミュージック・ジャパン)
出演:吉永小百合 天海祐希 ムロツヨシ 満島ひかり 賀来賢人 鈴木梨央 駒木根隆介 ももいろクローバーZ 前川清
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 人生のほとんどを“家庭”に捧げてきた“大真面目な主婦”北原幸枝(吉永小百合)、人生のほとんどを“仕事”に捧げてきた“大金持ちの女社長”剛田マ子(天海祐希)。余命宣告され初めて人生の虚しさに気付いた二人は、たまたま手にした12歳の少女の「死ぬまでにやりたいことリスト」を実行するという、ありえない決断をする!今までの自分なら絶対にやらないことも、自らの殻を破って初体験!自分らしく生きることの楽しさに出会えた二人に、ある奇跡が待っていた…。

©2019「最高の人生の見つけ方」製作委員会