フィンランド映画史上最大規模の巨費を投入!メタルコメディ『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』12月公開!

2018年のSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)でワールドプレミア上映され一躍話題となった、フィンランド映画史上最大規模の巨費を投入して制作されたコメディ映画『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』が、12月27日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルと場面写真がお披露目となった。

本作は、売れないバンドマンが大爆笑を誘うメタルコメディ。フィンランドの田舎で退屈な日々を送るトゥロは、4人組ヘヴィ・メタルバンドのボーカル。ライブもしない単なるコピーバンドだったが、ひょんなことからノルウェーの巨大メタルフェス出演のチャンスを掴み、バンド名も“インペイルド・レクタム”(直訳すると“直腸陥没”)に決定する。だが、地元ライブで緊張したトゥロが大嘔吐する前代未聞の惨劇で、バンドは敢え無く解散。さらにハイウェイでトナカイを避けたドラマーが事故で死亡してしまう。仲間のため、そして自身のためにバンドを再結成したトゥロは、盗んだバンに亡き友の棺桶を乗せ、精神病院から新ドラマーを誘拐し、一路ノルウェーへ。両国の警察に追われながらも夢のフェスを目指すが、国境では彼らの前にノルウェーの“デルタ部隊”が立ちはだかる。

監督のユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレンは、本作で長編デビュー。SXSW2018で上映され高評価のレビューを獲得後、数多くの映画祭に出品された。音楽は、フィンランドを代表するヘヴィ・メタルバンド、ストラトヴァリウスでも活躍するラウリ・ポラーが担当する。

監督の二人は、この映画を制作した理由を2点挙げ、「金持ちや有名人になる見込みも薄く女性にもモテないバンドマンたちの物語を作りたかった。現代の音楽業界で彼らのようなブレないバンドこそが芸術で最後の砦と呼べる」「フィンランドにない腹がよじれるほど大爆笑できる映画を作りたかった」と語っている。

『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』
12月27日(金)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほかにてロードショー
監督:ユーソ・ラーティオ ユッカ・ヴィドゥグレン
プロデューサー:カイ・ヌールドベリ カールレ・アホ
脚本:ユーソ・ラーティオ ユッカ・ヴィドゥグレン アレクシ・プラネン ヤリ・ランタラ
音楽:ラウリ・ポラー(ストラトヴァリウス)
出演:ヨハンネス・ホロパイネン ミンカ・クーストネン ヴィッレ・ティーホネン マックス・オヴァスカ マッティ・シュルヤ ルーン・タムティ
配給:SPACE SHOWER FILMS

【ストーリー】 フィンランド北部、何もない田舎の村。退屈な日々を送る25歳のトゥロは、“終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル”というジャンルを標榜する、4人組ヘヴィ・メタルバンドのボーカルだ。バンドは結成から12年間、一度もステージに立つことなく、一曲もオリジナル楽曲を作ったこともなく、単なるコピーバンドだ。だがある日、遂に自分たちの曲を作るという強い意志のもと、メンバーの試行錯誤の末にとてつもなくキラーな名曲が誕生した。また同時にひょんなことからノルウェーの巨大メタルフェスの主催者がメンバーの家を訪れ、バンドに千載一遇のチャンスが舞い降りる。バンド名は“インペイルド・レクタム”(Impaled Rektum ※直訳すると“直腸陥没”)に決定、ハイウェイの自動速度取締機を使って初のアーティスト写真も撮った。だがいざ地元のライブハウスで初の前座を務めたとき、緊張したトゥロが大嘔吐するという前代未聞の惨劇に終わった。ノルウェーのフェス参戦も水の泡と化し、バンドは敢え無く解散した。さらに愛すべきドラマーのユンキがハイウェイを爆走中にトナカイを避けて事故で死んだ。トゥロは亡き友人を想い涙し、自身の不甲斐なさを恨んだ。ユンキのため、仲間のため、そして自身のため、トゥロはバンドを再結成し、ノルウェーに乗り込む決意を固める。残された3人は盗んだバンに墓地から掘り起こしたユンキの棺桶を乗せ、精神科病院からドラマーを誘拐したのちノルウェーへと逃亡。フィンランド警察から追われ険しいフィヨルドを駆けながら夢のフェスを目指す。だが国境では彼らの前にノルウェーの“デルタ部隊”が立ちはだかる。

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