伊藤秀世「凡庸な成功譚とは一線を画する真実味に強く心揺さぶられる」絶賛コメント!『ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ』

不滅のロックバンド、シカゴの波乱に満ちた50年の軌跡を追ったドキュメンタリー『ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー』が、9月21日より公開される。このほど、伊藤秀世より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

47枚のアルバムがゴールドとプラチナに輝き、70枚のシングルがチャートイン、セールス数は1億2200万枚を突破。年間公演は100回以上で、結成50周年を超えた現在も圧倒的人気を誇る不滅のスーパー・バンド、シカゴ。本作では、看板ギタリストの事故死、リード・ヴォーカルの突然の脱退、幾多のメンバー交代劇、そして頂点からの転落と低迷といった、1967年の結成からロックの殿堂入りを果たした2016年まで、栄光の陰に潜む彼らの波乱万丈の50年の歴史を代表曲と共に紐解く。

■伊藤秀世(音楽評論家) コメント
どれだけ順風満帆に50余年を駆け抜けたかに見える優等生バンドにも、光あれば闇もある。言わぬが花を貫いてきた彼らが、ここで初めて、驚くほど辛辣な語り口で自分史と向き合う。一方で秘蔵映像をふんだんに盛り込む心遣いも。バンド目線の作りゆえ、通説を覆す解釈が散見できたりもするが、だからこそ上っ面だけ撫でた凡庸な成功譚とは一線を画する真実味に、強く心揺さぶられる。

『ザ・ヒストリー・オブ・シカゴ ナウ・モア・ザン・エヴァー』
9月21日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督:ピーター・パーディーニ
撮影監督:ジョン・オノレ
出演:ロバート・ラム ジミー・バンコウ リー・ロックネイン ダニー・セラフィン ウォルト・パラセイダー テリー・キャス ピーター・セテラ デイヴィッド・フォスター アーヴィング・エイゾフ クライヴ・デイヴィス
配給:エレファントハウス カルチャヴィル

Package Design & Supplementary Material Compilation TM & © 2016 Fisher Klingenstein Ventures,LLC. All Rights Reserved.