「あの子の母親に戻りたい」貫地谷しほり × 越川道夫監督『夕陽のあと』予告編&ポスタービジュアル

『海辺の生と死』の越川道夫監督による最新作で、貫地谷しほりが主演を務める映画『夕陽のあと』が11月8日より公開される。このほど、予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

本作は、母親であることを手放した女性と、母親になると決心した女性の物語。予告編は、1年前に鹿児島県の長島にやってきた茜(貫地谷しほり)が食堂で笑顔をみせて働いている一方、五月(山田真歩)に、7歳の里子・豊和の出生についての秘密が、児童相談所の職員(宇野祥平)から明かされる。なんと豊和は、東京のネットカフェで起きた乳児置き去り事件の被害者であり、事件の被告人である産みの母親は茜だったのだ。7年の歳月を経て、実子を取り戻すために長島に移住し、「あの子の母親に戻りたい」と決死の覚悟で告げる茜と、実の母親が不意に現れ動揺する五月。最後に茜が「もう一度私に(母親になる)チャンスをください」と振り絞るようにして告げ、二人の母親がどのような選択をするのか、感動の結末を予感させる映像となっている。

場面写真は、茜、五月、豊和のほか、五月の夫(永井大)、祖母(木内みどり)、五月の幼馴染(川口覚)らの姿が収められている。

『夕陽のあと』
11月8日(金)より、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
監督:越川道夫
脚本:嶋田うれ葉
出演:貫地谷しほり 山田真歩 永井大 川口覚 松原豊和 木内みどり
配給:コピアポア・フィルム

【ストーリー】 豊かな自然に囲まれた鹿児島県長島町。1年前に島にやってきた茜(貫地谷しほり)は、食堂で溌剌と働きながら、地域の子どもたちの成長を見守り続けている。一方、夫とともに島の名産物であるブリの養殖業を営む五月(山田真歩)は、赤ん坊の頃から育ててきた7歳の里子・豊和(とわ)との特別養子縁組申請を控え、“本当の母親”になれる期待に胸を膨らませていた。そんな中、行方不明だった豊和の生みの親の所在が判明し、その背後に7年前の東京のネットカフェで起きた乳児置き去り事件が浮かび上がる…。

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