『超高速!参勤交代』シリーズで、これまでになかったユニークな視点で時代劇の新しいジャンルを開拓し、大ヒットを収めた土橋章宏原作の傑作時代小説「引っ越し大名三千里」を、主演・星野源、共演に高橋一生、高畑充希を迎え、『のぼうの城』を手掛けた犬童一心監督によって映画化された『引っ越し大名!』が、8月30日に公開される。このほど、8月23日にスペースFS汐留にて公開直前イベントが開催され、キャストの飯尾和樹(ずん)に加え、同事務所の無二の親友・ウド鈴木(キャイ~ン)、さらに主演・星野源もサプライズ登壇した。
飯尾とウドが観客の悩みを解決するというイベントの最中、相談者として突然客席から姿を現した星野。サプライズすぎる星野の登場により、客席から悲鳴に近い歓喜の声が鳴り響いた。
客席のボルテージがMAX状態の中、笑顔でステージに上った星野は、今度は観客の悩みを解決することに。合唱祭で指揮を務めることになった小学生から「どうしたら指揮と歌を同時に上手くできるか?」という質問が。星野は「難しいよね…、歌わなくて良いんじゃない?」と言いつつも、「歌のフリを同時に覚えるのが一番良い」とし、「身体に歌とか歌詞が入ってくるので、どちらかの練習をするんじゃなくて、全部一緒に歌いながら練習すると、その動きで歌が出てくるようになる。指揮というよりフリとして覚える」と優しくアドバイスを送っていた。
夏バテになりがちな男性から、夏を乗り切るための方法を聞かれた星野。「僕も知りたいなあ…」という星野は、「2年前にエアコンを掃除したくて、業者さんに入ってもらうのに一週間かかると言われた」そうで、「暑いけど気のせいだと我慢していたら熱中症に(笑)」なったことを告白。続けて「個人的には熱いものを食べて、飲んで、外側から冷やすのが良い。白湯を飲むとかね」と答えていた。
最後に星野は「共演者の方も素晴らしい方ばかり。撮影も結構長かったですが、休憩時間に楽しく笑い合いながら話して、完成品を観たらすごく喜劇になっていた。現代の人にも悩みや頑張りが伝わって、共鳴したり応援したくなったり、勇気をもらったりできる映画になったと思ってます」と作品をアピールしてイベントを締めくくった。
『引っ越し大名!』
8月30日(金)全国公開
監督:犬童一心
原作・脚本:土橋章宏「引っ越し大名三千里」(ハルキ文庫刊)
主題歌:ユニコーン「でんでん」(作詞:川西幸一 作詞・作曲:奥田民生 Ki/oon Music)
出演:星野源 高橋一生 高畑充希 小澤征悦 濱田岳 西村まさ彦 松重豊 及川光博 富田靖子 山内圭哉 丘みどり 正名僕蔵 飯尾和樹 中村靖日 斉藤暁 岡山天音 松岡広大 和田聰宏 鳥越壮真 矢野聖人 向井理
配給:松竹
【ストーリー】 姫路藩書庫番の片桐春之介(星野源)は、人と話すのが苦手で、いつも書庫にこもりっきりで、周囲から「かたつむり」とあだ名される引きこもり侍。あるとき、藩主の松平直矩(なおのり)(及川光博)は、幕府から国替え(引っ越し)を言い渡される。行先は遠く離れた豊後(大分県)の日田。藩まるごと1万人の引っ越しという、参勤交代をはるかに上回る費用と労力が必要な一大事業。これを成し遂げるには、引っ越し奉行の手腕にかかっている。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから引っ越しの知識があるだろうと、春之介に白羽の矢が立つことに。国替えの減封による人減らし。無理難題とも言える大役に怖気づく春之介だったが、幼馴染で武芸の達人・鷹村源右衛門(高橋一生)の説得もあり、嫌々引き受ける羽目になる。しかし、引っ越しの経験がない春之介は、どこから手をつけて良いか見当がつかない。そこで、前任の引っ越し奉行の娘である於蘭(高畑充希)に助けを借りることに。こうして源右衛門たち仲間の協力や於蘭の厳しい引っ越し指南に助けられて引っ越しの準備が始まった!果たして春之介はこの一世一代のプロジェクトを知恵と工夫で無事に成し遂げ、国を救うとができるのだろうか!?
ⓒ2019「引っ越し大名!」製作委員会