星野源、藤井隆と2人で挑戦したいことは「ニューヨークに一緒に行きたい」

『超高速!参勤交代』シリーズで、これまでになかったユニークな視点で時代劇の新しいジャンルを開拓し、大ヒットを収めた土橋章宏原作の傑作時代小説「引っ越し大名三千里」を、主演・星野源、共演に高橋一生、高畑充希を迎え、『のぼうの城』を手掛けた犬童一心監督によって映画化された『引っ越し大名!』が、8月30日より公開中。このほど、9月10日に新宿ピカデリーにて大ヒット記念応援上映会が開催され、キャストの星野源、友人代表としてお笑いタレントの藤井隆が登壇した。

大歓声の中ステージに登場した星野は、公開後の大ヒットを受けて「6年ぶりの主演映画で、お客さん入るかなとか、面白がってくれるかなと思っていたんですけど、完成した作品を観たらめちゃくちゃ面白くって。こんなに面白い映画を撮っていただいて、それに自分を出させていただけたのだから、もうヒットとかはいいやって思っていた」ことを告白。「でも大ヒットだと言われると、めちゃくちゃ嬉しいですね。本当にありがとうございます!」と客席のファンに感謝を伝えた。

応援上映に初めて参加したという星野は、上映の模様を脇で観ていたそうで「すごい面白い。春之介が告白するシーンで、『おめでとうー!』って声が聞こえて(笑)。声を出せるのは良いですよね。自由でいいですよねえ(笑)」と笑顔で感想を述べた。

イベントの途中には、スペシャルゲストとして、ハトのマークの引越センターのスタッフに扮した藤井隆が登場。藤井はガチガチに緊張したスタッフを演じながら、映画の大ヒットを祝いつつ、星野との掛け合いで会場を笑いに包んだ。

星野から改めて紹介された藤井は、「今までもいろいろと呼んでいただいたんですけど、これはさすがに、ご遠慮したほうが良いんじゃないかと思ったんですけど、こんなに温かく迎えてくれて、ファンの一人としてすごく嬉しいです」とコメント。「星野さんのファンは本当に優しくて、私をすごく受け入れてくれる。図々しい言い方をしますと、甘やかせてくださる(笑)」と述べ、会場のファンを喜ばせた。

最後に2人で挑戦してみたいことを聞かれたは星野と藤井。「旅行! 旅行に行けてない、結局ね」という藤井に、星野が「藤井さんがニューヨークに行かれた数日後に、僕もニューヨークに行ったんですよ。だからニューヨークに一緒に行きたい」と願望を述べていた。

『引っ越し大名!』
8月30日(金)全国公開
監督:犬童一心
原作・脚本:土橋章宏「引っ越し大名三千里」(ハルキ文庫刊)
主題歌:ユニコーン「でんでん」(作詞:川西幸一 作詞・作曲:奥田民生 Ki/oon Music)
出演:星野源 高橋一生 高畑充希 小澤征悦 濱田岳 西村まさ彦 松重豊 及川光博 富田靖子 山内圭哉 丘みどり 正名僕蔵 飯尾和樹 中村靖日 斉藤暁 岡山天音 松岡広大 和田聰宏 鳥越壮真 矢野聖人 向井理
配給:松竹

【ストーリー】 姫路藩書庫番の片桐春之介(星野源)は、人と話すのが苦手で、いつも書庫にこもりっきりで、周囲から「かたつむり」とあだ名される引きこもり侍。あるとき、藩主の松平直矩(なおのり)(及川光博)は、幕府から国替え(引っ越し)を言い渡される。行先は遠く離れた豊後(大分県)の日田。藩まるごと1万人の引っ越しという、参勤交代をはるかに上回る費用と労力が必要な一大事業。これを成し遂げるには、引っ越し奉行の手腕にかかっている。お国最大のピンチに、いつも本ばかり読んでいるのだから引っ越しの知識があるだろうと、春之介に白羽の矢が立つことに。国替えの減封による人減らし。無理難題とも言える大役に怖気づく春之介だったが、幼馴染で武芸の達人・鷹村源右衛門(高橋一生)の説得もあり、嫌々引き受ける羽目になる。しかし、引っ越しの経験がない春之介は、どこから手をつけて良いか見当がつかない。そこで、前任の引っ越し奉行の娘である於蘭(高畑充希)に助けを借りることに。こうして源右衛門たち仲間の協力や於蘭の厳しい引っ越し指南に助けられて引っ越しの準備が始まった!果たして春之介はこの一世一代のプロジェクトを知恵と工夫で無事に成し遂げ、国を救うとができるのだろうか!?

ⓒ2019「引っ越し大名!」製作委員会