尾崎世界観(クリープハイプ)「色々思いだせたのは、この映画のお陰だ」『ホット・サマー・ナイツ』著名人より絶賛コメント

アカデミー賞作品賞受賞『ムーンライト』や『レディ・バード』など次々に話題作を世に送り出した気鋭の映画製作スタジオ「A24」が贈る、『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ主演の青春映画『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』が、8月16日より公開される。このほど、来場者特典として、非売品クリアファイルと、「溺れるナイフ」、「ダンス・ダンス・ダンスール」の漫画家・ジョージ朝倉が描き下ろした直筆イラストの大判ポストカードが配布されることが決定し、併せて、各界著名人より本作を絶賛するコメントが寄せられた。

本作は、1991年を舞台に、愛する父親を亡くし、立ち直れない少年の人生を大きく変えた、ひと夏の経験を描く。美しい海辺の町での初めての恋、クールで危険な仲間との友情、裏切りなど、きらめくような一瞬の夏は、最大級のハリケーンの到来とともに、劇的な結末を迎えることになる。

▼来場者特典 概要

■1週目プレゼント
特典:映画オリジナル非売品クリアファイル(A5サイズ)
配布日:8月16日(金)初回より ※一部8月17日(土)
配布劇場:公開初日の全33館

■2週目プレゼント
特典:ジョージ朝倉先生直筆イラストの大判ポストカード(120mm×235mm)
配布日:8月24日(土)初回より
配布劇場:上映中の映画館全館

※数量限定、詳細は各映画館へ。

▼著名人 絶賛コメント

■ジョージ朝倉(漫画家/「ダンス・ダンス・ダンスール」連載中)
ティモシー・シャラメのまつげの影は、知性と哀愁の泉でまばたくだけで世界のどこかがほんの少しかたちを変えそう。

■クリープハイプ 尾崎世界観(ミュージシャン)
今年こそは忘れられない夏にするとか言ってたのに、今ではもう、そのことすら忘れてる。もう一生忘れられないような失礼をしたはずなのに、そのことだってすっかり忘れてた。色々思いだせたのは、この映画のお陰だ。

■今日マチ子(漫画家)
こんな夏、あったかもしれない。観るものの記憶の中にすり込まれてしまう、強烈な懐かしさ。打ち上がる花火を眺めながら、若者たちは転がり落ちていく。すべての瞬間が美しく、永遠だ。

■辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
激しい⻘春の陶酔感はドラッグ以上。一生思い出して浸れます。映画の設定と同年代なのにひと夏の輝きが違いすぎて、いろいろな意味で涙が出ました。

■山崎まどか(コラムニスト)
彼が訪れたせいで、港町の少年少女の夏が永遠に変わってしまう…。そんな伝説の男子にいま一番ふさわしい俳優といえば、もうティモシー・シャラメなわけですよ。

■Youmi Chen(STUDIO NOX)(イラストレーター)
安っぽいカメラで撮った写真の束をばらばらとめくると浮かぶ91年の残像。いまだ父親がクールだった時代の香りがプンプンの街。かつての若者たちの憧れや欲望が渦巻き、行き場のない焦燥感が身体中に絡みついてくる。

■IKULA(イラストレーター)
子供の火遊びと大人の悪さの境目で揺らぐ少年たち。覚悟を決めるその瞬間、彼らは少しだけ大人びた表情に変わる。あっという間にかき乱れていく甘く、危険な真夏の青春はまるでハリケーンのよう。

■松江哲明(映画監督)
初めてウォン・カーウァイ作品を観た時の、映像と言葉が同列にある、小説を読んでいるかのような映画を思い出した。それは文体だけでなく、登場人物たちが自身を俯瞰しているから。彼らの視線は虚ろで、どこにも行けないことを分かっている。だからこの町を憎み、足掻き、結局は肯定するしかないのだ。91年夏のケープコッドを通して、あの頃の東京を思い出さずにいられなかったのは私の青春と共にあった、スト2とターミネーター2とVHSのノイズに郷愁が感じられたからだろう。それらも嵐に吹き飛ばされ「かつて」となってしまったが、スクリーンを通して再会できたことが嬉しい。

■宇野維正(映画ライター)
1991年夏、少年は子供と大人のあいだで、地元民と観光客のあいだで、正気とハイ状態のあいだで、若さと欲望を持てあまして物憂げに漂っていた。そんなティーン特有の不安定な心と身体の揺らぎを、またしても完璧に体現してみせるティモシー・シャラメ。90年代に入っても80年代の残像を色濃く残す、アメリカのうらぶれたシーサイドタウンのダサかっこいいファッションやヘアスタイル。イタロ・ディスコからデヴィッド・ボウイやカンまで、意図的に時代背景を撹乱する選曲の妙。真夏の夜を包む気怠く生温い空気に惑わされて、踏み越えてはいけない一線を踏み越えてしまった瞬間、すべての景色は永遠に変わってしまう。

■立田敦子(映画ライター)
ティーンエイジャーの夏休みの記憶は鮮烈だ。打ち上げ花火のように、一瞬で輝き、散って、二度と元には戻らない。海辺の町で、若者たちは、なにかを掴もうと焦り、失敗し、そして大人になっていく。『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』は、大学進学を控えたダニエルのひと夏の恋と冒険を通して、誰もが経験する⻘春の通過儀礼を色鮮やかに描き出す。太陽や海といった、誰もがイメージするキラキラした夏の風景とは裏腹に、行き場のない憂鬱もつきまとう。そんな青春の光と影がリアルに描かれ、心に突き刺さる。『君の名前で僕を呼んで』で今、最も注目される若手俳優の座に君臨するティモシー・シャラメだが、この作品では、ブレイク前夜のティモシーの、初々しくもアブない魅力が堪能できる。

『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』
8月16日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督・脚本:イライジャ・バイナム
出演:ティモシー・シャラメ マイカ・モンロー アレックス・ロー ウィリアム・フィクナー
配給:ハピネット

【ストーリー】 1991年、最愛の父の死の痛手から抜け出せないダニエル・ミドルトン(ティモシー・シャラメ)は、叔母の家で夏を過ごすため、海辺の小さな町ケープコッドにやってくる。美しい海浜でのバカンスを求めてやってくる都会人とも地元民とも馴染めないダニエルは、地元ではワルで有名なハンター・ストロベリー(アレックス・ロー)とつるむように。複雑な家庭の事情を抱えているハンターだが、妹のマッケイラ(マイカ・モンロー)を守ることには命をかけていた。「妹には近寄るな」とのハンターの言葉に怯えながらも、ダニエルは町で一番の美女マッケイラと密かに逢瀬を重ねるようになる。秘密のデート、初めてのキス、ダニエルにとって心から自分を解放できるひとときだった。だが、ダニエルのきらめくような一瞬の夏は、最大級のハリケーンの到来とともに、劇的な結末を迎えることになる。

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