青年同士のひと夏の恋を鮮やかに描く『君の名前で僕を呼んで』日本版オリジナル予告編

80年代の北イタリアの避暑地を舞台に、17歳と24歳の青年の恋の痛みと喜びを描いた『君の名前で僕を呼んで』が4月27日より公開となる。このほど、本作の日本版オリジナル予告編がお披露目となった。

昨年11月24日に全米公開された本作は、オスカー前哨戦の賞レースで多数の賞をさらって話題を集め、日本時間3月5日に発表となる第90回アカデミー賞において、作品賞、主演男優賞、脚色賞、歌曲賞の4部門にノミネートされた。

主演は、主演男優賞やブレイクスルー賞を軒並み受賞し、初主演にしてオスカー主演男優賞最年少受賞も期待される新星ティモシー・シャラメ。共演は、『コードネーム U.N.C.L.E.』のアーミー・ハマー。脚色は、『眺めのいい部屋』や『モーリス』、『日の名残り』といった名作を生み出し、本年度アカデミー賞脚色賞を受賞すれば最年長受賞となる現在89歳の名匠ジェームズ・アイヴォリー。監督は、『ミラノ、愛に生きる』のイタリア出身のルカ・グァダニーノが務める。

予告編は、17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)とエリオの父の研究を手伝いにきた24歳のオリヴァー(アーミー・ハマー)が北イタリアの避暑地で出会うことから始まる。母親(アミラ・カサール)に「オリヴァーのことが好きでしょ」と言われ、クルクルと回るエリオの瑞々しさや、まばゆい光の下の恋の喜びだけでなく、夜のとばりの中でやがて感じる恋の痛みの予感も描かれている。

in_main

『君の名前で僕を呼んで』
4月27日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
監督:ルカ・グァダニーノ
原作:アンドレ・アシマン
脚色:ジェームズ・アイヴォリー
出演:ティモシー・シャラメ アーミー・ハマー マイケル・スタールバーグ アミラ・カサール
配給:ファントム・フィルム

【ストーリー】 1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と夏を過ごす17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に自転車で街を散策したり、泳いだり、午後を読書や音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオのオリヴァーへの気持ちは、やがて初めて知る恋へと変わっていく。

©Frenesy, La Cinefacture