シリーズ累計発行部数5500万部を超える、「週刊少年ジャンプ」（集英社刊）で掲載された空知英秋による人気コミック「銀魂」。その完全新作となる『アニメ劇場版 銀魂』が制作されることが決定した。

抱腹絶倒のギャグと壮絶アクション、そして厚い人情をも詰め込んだ原作コミックは、2018年9月に連載終了を宣言したものの、2019年になっても「週刊少年ジャンプ」から「少年ジャンプ GIGA 2019 WINTER」、「銀魂公式アプリ」と掲載媒体を乗り換えつつ、しぶとく連載を続行。そして最終回を迎えた2019年6月20日まで、最終回告知がなんと3回にも渡り、さらに最終話の配信が延期されるなど異例の事態が大きな話題になった。連載終了直前の3月には、「銀魂 銀祭り2019（仮）」にて完全新作アニメの制作を発表。しかし“作る（気がある）ことしか決まってない”という、まさに「銀魂」らしいお披露目となった。このほど、コミック最終巻となる「銀魂」第77巻（及び原作公式ファンブック「広侍苑」）発売に併せて、満を持して続報を発表。アニメ「銀魂」完全新作は「劇場版」であることが明らかになった。

TVアニメ「銀魂」は、2006年に放送開始され、2018年まで全367話を放送。またアニメ劇場版の『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』（2010）、『劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』（2013）、実写映画『銀魂』（2017）、『銀魂2 掟は破るためにこそある』（2018）の4本の興行収入はあわせて100億円を突破し、原作・アニメ・実写と無限に広がる「銀魂」ワールドが多くのファンに愛されている。

アニメ劇場版第3作の制作となる今回は、公開時期はもちろん、オリジナルのエピソードになるか、原作で描かれたエピソードになるのか、その内容については一切不明で、さらに坂田銀時ら万事屋のメンバーの登場についても未定。アニメ「銀魂」シリーズの制作を手掛ける、バンダイナムコピクチャーズの樋口弘光プロデユーサーは「昨年のジャンプフェスタや銀祭り（しろがねまつり）など焦らしに焦らして…ホントすんませんしたァァァッ！劇場版の続報と空知先生のこれからに期待して！？楽しみに待っててください！」と謝罪コメントを寄せており、今後の続報に注目が集まる。

『アニメ劇場版 銀魂』
原作：空知英秋
配給：ワーナー・ブラザース映画

©空知英秋/劇場版銀魂製作委員会