大野いと、冨手麻妙、日南響子、田辺桃子、中島歩らが出演!「NYLON JAPAN」創刊15周年プロジェクト『転がるビー玉』

女性ファッション誌「NYLON JAPAN」の創刊15周年プロジェクトとして、メインキャストに吉川愛、萩原みのり、今泉佑唯を迎えた宇賀那健一監督の長編映画『転がるビー玉』が製作される。このほど、第2弾追加キャストとして、大野いと、冨手麻妙、日南響子、田辺桃子、中島歩、徳永えり、大西信満、山中崇らが出演することが発表された。

▲(上段左から)大野いと、冨手麻妙、日南響子、田辺桃子、(下段左から)中島歩、徳永えり、大西信満、山中崇

本作は、東京オリンピックが近づく渋谷を舞台に、片隅にある古い家で共同生活する、愛、瑞穂、恵梨香の3人の日常の物語。監督・脚本は、ガングロギャル映画『黒い暴動?』、娯楽が禁じられた世界を描いた映画『サラバ静寂』を手掛け、今年は『魔法少年☆ワイルドバージン』の公開が控えている宇賀那健一。メインキャストとして吉川愛、萩原みのり、今泉佑唯、さらに注目の若手俳優、笠松将、大下ヒロト、神尾楓珠が出演する。

追加キャストとして発表されたのは、吉川演じる愛が意識をしているカリスマモデルのテテ役に『高校デビュー』、『クジラの島の忘れもの』の大野いと。萩原演じる瑞穂と共にNYLON編集部で働く沙矢役に『娼年』、Netflix「全裸監督」の冨手麻妙。愛と頻繁にオーディションで会うモデルの紘子役に『桜姫』、Netflix「愛なき森で叫べ」の日南響子。今泉演じる恵梨香の高校の同級生美希役に『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の田辺桃子。そして、愛の元カレの菱川役をNHK連続テレビ小説「花子とアン」の中島歩、笠松演じる啓介の彼女アオキ役をNHK連続テレビ小説「わろてんか」の徳永えり、NYLON JAPAN編集長の丹羽役を『菊とギロチン』、『柴公園』の大西信満、恵梨香のライブを毎日観に来るサラリーマン役を『映画 深夜食堂』、『あゝ、荒野』などの山中崇が演じる。

また、仁科あい、中尾有伽、手島実優、安倍乙、濱正悟、河合優実、浦山佳樹、比佐仁、髙橋雄祐、青木将彦、川端康太、内堀太郎、松川遥菜、佐々木穂高らも出演し、フレッシュで注目の俳優たちが集まった。

▼キャスト コメント

■大野いと(テテ役)
今回、NYLON15周年の企画映画に出演することが決まり、携わることができて嬉しいです。ビー玉は、転がる時に光の当たる位置次第で、色んな色に輝くことができる物だと思います。悩みながらも未来に可能性を秘め、成長していく女性達が、ビー玉の転がる様に重なり、物語に面白さを感じました。私が演じるのは、主人公の愛にとって憧れのモデル、テテです。カリスマ的存在のモデル役を試行錯誤して演じました。公開を楽しみにしていてください。

■冨手麻妙(沙矢役)
何色にもキラキラと輝けるビー玉って、夢や目標を持ってひたむきに生きる人間たちをあらわすステキな表現だなと思いました。転がるという言葉は生き続ける、進み続けるという前向きな表現で、私はこの作品のタイトルにまず心惹かれました。私自身もお芝居という表現を通してずっとずっと転がり続けています。人それぞれ輝く場所や表現や色は違いますが、この作品を観た皆さんがなにか勇気とか希望を持って、より魅力的な転がるビー玉になれたらいいなと思います。

■日南響子(紘子役)
撮影に参加したのは1日のみでしたがスタッフさん達がとても楽しそうにしていらっしゃって、笑顔が絶えない素敵な現場でした。また、今回こう言った役を演じた事で、デビューしたての頃に彼女達と同じくなかなかオーディションに受からず“どうしたら良いのかな”と悩んでいた時期が自分にもあったなと、そんな10代を振り返る事も出来ました。其々が夢を追いかけたり、悩んだりと繊細でキラキラと光を集める“ビー玉”の様な素敵な作品に関わらせていただけた事、慶福に思います。

■田辺桃子(美希役)
この作品の話を聞いた時、私と同世代の物語ということもありエモーショナルな空気感が一気に脳内を駆け巡りました。是非是非オーディションを受けたいですとマネージャーさんに伝えたのを覚えています。私が演じた美希は、The 大学エンジョイガールです。笑 そんな美希と恵梨香の「今に至るまでの時の流れ」の違いを“対照的な会話”で表現したかったので、スクリーンで皆様に届いたら嬉しいです。あぁ、こういう子いるなぁ。という感覚と、それにかき消されることなく、人物たちの「この時ならでは」の繊細さに思わず惹き込まれてしまう感覚、この2つを是非体感してください。

■中島歩(菱川役)
夢見る少女じゃいられなくなるその瞬間、彼女達はどんな顔をするのでしょうか。それを観る僕らは何を感じるのでしょうか。

■大西信満(丹羽役)
出演者のみなさんが、とにかくもう、キラキラと眩しくて。欠けたビー玉を光にかざすと乱反射してキラキラと輝くように、とても色鮮やかな素敵な作品になっているのではないかと思います。とても頼りないけど、何だか力強くて。とても楽しいのに、何だか悲しかったり。主人公たちの等身大の心模様が“いつかの自分”と重なり、懐かしい人に会いたくなりました。

■山中崇(サラリーマン役)
撮影現場は宮下公園近くの歩道橋でした。向こうでは大規模な再開発工事が行われている。あそこが以前、何だったのかは思い出せない。過去はひょっとすると夢だったのかもしれないと思ってしまうほどに街の変化は早くて、とても追いつけない。歩道橋から見えた夕日を眺めながら、変わらない美しさもあるのだと、どこか安心しようとしている自分がいました。

『転がるビー玉』
監督:宇賀那健一
プロデューサー:戸川貴詞
出演:萩原みのり 吉川愛 今泉佑唯 笠松将 大下ヒロト 神尾楓珠 大野いと 冨手麻妙 日南響子 田辺桃子 中島歩 徳永えり 大西信満 山中崇 仁科あい 中尾有伽 手島実優 安倍乙 濱正悟 河合優実 浦山佳樹 比佐仁 髙橋雄祐 青木将彦 川端康太 内堀太郎 松川遥菜 佐々木穂高

【ストーリー】 再開発が進む、渋谷。その片隅にある古い家の床は少し傾いている。ここで共同生活する愛(吉川愛)、瑞穂(萩原みのり)、恵梨香(今泉佑唯)の3人は夢を追い求めながら、悩み、もがき、飲んで、愚痴って、笑っては、泣いた。彼女たちが手にいれたのは、<宝石>なんて眩しいものではなくて、どこかで紛れ込んだ一つの欠けた<ビー玉>だった。そんなある日、部屋の立ち退き勧告の通達が来る。街の再開発で家の取壊しが決定したのだ。これは、いずれ出て行かなくてはならないその部屋で三人が過ごした、ささやかな日常の物語。絶え間なく変化するこの街で埋もれてしまいがちな幸せは確かにそこにあった。