イルファーン・カーン主演 インドの“お受験”をテーマに贈る『ヒンディー・ミディアム』予告編

『アメイジング・スパイダーマン』『インフェルノ』など多くのハリウッド映画で活躍するイルファーン・カーンが主演を務める、インドの“お受験”をテーマに贈る『ヒンディー・ミディアム』が、9月6日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

本作は、娘の“お受験”のために階級を飛び越え富裕街に貧民街にと住まいまで変えて悪戦苦闘する夫婦が、人生において本当に大切なことに気付くまでを描く教育エンターテイメント。デリーの下町で結婚衣装の店を営むラージ・バトラは、妻のミータと娘のピアの3人暮らし。夫婦二人は将来のために娘を進学校へ入学させることを考えていたが、そうした学校は面接で親の教育水準や居住地まで調べていることを知る。学歴が高くない彼らは、娘のために高級住宅地に引っ越して面接に臨むが、結果は全滅。落胆する二人に、ある進学校が低所得者層のために、入学に優先枠を設けているという話が舞い込む。追いつめられたラージたちは貧民街に引っ越して優先枠での入学を狙うが…。

予告編は、“お受験”に翻弄される夫婦の姿をコミカルに捉える。家族想いだがどこか抜けたところがあるラージ(イルファーン・カーン)と、学歴コンプレックスゆえ思い込みの激しいミータ(サバー・カマル)との軽妙でどこか笑える掛け合いとともに、慣れない工場仕事に失敗ばかりのラージ、みすぼらしい生活に大混乱するミータ…と奮闘を続ける中で、二人は次第に周囲の人たちと打ち解け始め、少しずつ視野が広がっていく。“お受験”の行方と、夫婦がドタバタのすえに出す答えとは?

当事者たちへの丁寧なヒアリングをもとに、“英語”が何より重視されるインドの教育の現状と競争の狂乱をお受験に翻弄される夫婦の姿を通じてコメディータッチで描いた本作について、主演のイルファーン・カーンは、「『ヒンディー・ミディアム』は、誠実で感動的な物語なんだ。人の心の奥底を揺り動かすストーリーは、世界共通の問題として、前向きな力と社会の進歩的な改革をもたらすだろう」とコメントした。

『ヒンディー・ミディアム』
9月6日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
監督・脚本:サケート・チョードリー
脚本:ジーナト・ラカーニー
出演:イルファーン・カーン サバー・カマル
配給:フィルムランド カラーバード

【ストーリー】 デリーの下町で結婚衣装の店を営んでいるラージ・バトラ(イルファーン・カーン)は、妻のミータ(サバー・カマル)と娘のピアの3人暮らし。娘の将来のため、ラージとミータは娘を進学校に入れることを考えていた。そうした学校は面接で親の教育水準や居住地まで調べていることを知るが、ふたりの学歴は高くなく、二人は娘のために高級住宅地に引っ越して本格的に面接に臨むが、結果は全滅。落胆する二人に、ある進学校が低所得者層のために入学に優先枠を設けているという思わぬ話が舞い込む。追いつめられたラージたちは貧民街に引っ越して優先枠での入学を狙うのだったが…。