月刊「ガンガンJOKER」にて連載中で、シリーズ累計500万部を突破した、河本ほむら原作、尚村透作画の大ヒット同名漫画を実写ドラマ化し、個性的なキャラクターと若手俳優たちの振り切った演技が話題となった「賭ケグルイ」。その続編となる「賭ケグルイ season2」が、MBS/TBSドラマイズム枠にて放送され、さらに同キャストによる映画版『映画 賭ケグルイ』が、5月3日より公開中。このほど、6月29日に吉祥寺オデヲンにて応援上映舞台挨拶が行われ、キャストの中村ゆりか、岡本夏美が登壇した。
6月15日に実施された本作の応援上映舞台挨拶が好評につき、2回目が、同じく吉祥寺オデヲンで開催。浜辺美波演じる蛇喰夢子(じゃばみゆめこ)らと敵対する生徒会メンバーとして、ドラマseason1から作品に参加する五十嵐清華(いがらしさやか)役の中村ゆりか、西洞院百合子(にしのとういんゆりこ)役の岡本夏美が応援ゲストとして登壇した。
登壇するや否や場内は既に大盛り上がりのなか、応援ゲストとして登壇した中村と岡本自身は応援上映の存在は知っていたものの、こうして応援上映の現場に足を運んだのは初めてだという。岡本は「今回『賭ケグルイ』のイベント自体の参加が初めてなので、うれしいです。楽しみます」と語るなか、突如MCによる「せーの!」の合図に続き、会場の観客から「お誕生日おめでとうー!」と2日後の7月1日に21歳の誕生日を迎える岡本にお祝いコールが向けられる一幕も。突然のサプライズに動揺するなか、中村からも自身が選んだプレゼントを渡し、岡本は「こんなに大勢の方から一度に祝われるのは初めて」と感激している様子だった。
ドラマseason1、season2、そして本作と撮影に参加していた中村と岡本。家族や友人からも多くの反響があったそうで、その中で中村は家族からは「いっぱいしゃべってるね(笑)」と言われたことに対し、岡本も「私もずっと目つむってるねって言われた(笑)」と明かし、会場の笑いを誘った。
さらに、『賭ケグルイ』の撮影を振り返る質問で中村は、「セリフが多いので、セリフが飛んだらどうしよう、とプレッシャーを感じながらやってました」と当時を振り返る一方で、他のキャストのアドリブ合戦について中村は「羨ましかったです。(矢本悠馬演じる)木渡さんと(森川葵演じる)芽亜里さんペアが特に。私も入りたくてちょっとそのアドリブの輪に入ってみたことがあるんですが、監督から即座にダメと言われてしまいました」と明かした。
岡本は目をつむるキャラについては、「目をつむりながらの演技は難しかったです。映画版では目をつむったまま早歩きをするという演出を監督から頂いて、目をつむりながら早歩きしたんですが、スタッフさんからは次は自転車乗れるんじゃない?と冗談言われたりして(笑)」と語り、中村は「西洞院さんが自転車って急に生活感でますね」と笑いを誘った。
さらに、MCからそれぞれ応援したいキャラクターを聞かれると、中村は柳美稀が演じる、生志摩妄(いきしまみだり)を挙げた。「ぶっ飛んだキャラクターが個人的にセクシーだと思っていて、同じ現場で彼女が演じている時、私はずっとモニターを見ていました」と少々歪んだ妄への愛を語る一方、岡本は「やっぱり…夢子ですね。“賭け狂いましょう”は私も一緒に言いたいですね」と浜辺演じる蛇喰夢子を挙げた。妄の登場シーンの掛け声案を中村が問われると「“撃って~”はどうでしょうか?」と掛け声を提案する一幕も。
イベントの最後に中村は「どういう気持ちでお客さんが『賭ケグルイ』を応援して楽しんでくださっているのかが伝わってきてうれしいです。もっと応援上映増えたらいいなと思います」、岡本は「一人でしっぽり見る映画も良いですが、みんなで楽しむ映画も素敵だなと思います。そんな作品に携わらせていただいてとてもうれしいです」と本作への愛を語り、イベントは幕を閉じた。
そして、応援上映がスタートすると前回にもまして冒頭から会場のボルテージは最高潮に。タンバリンが鳴り、サイリウムの光が煌々と輝く中、各キャラへの応援やツッコミが炸裂。最後にはお決まりの夢子コールがまき起こり、大盛り上がりの応援上映となった。
『映画 賭ケグルイ』
5月3日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開中
総合演出:英勉
監督:茂木克人 長野晋也
原作:河本ほむら・尚村透(月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)
出演:浜辺美波 高杉真宙 宮沢氷魚 福原遥 伊藤万理華 松田るか 岡本夏美 柳美稀 松村沙友理(乃木坂46) 小野寺晃良 池田エライザ 中村ゆりか 三戸なつめ 矢本悠馬 森川葵
配給:ギャガ
【ストーリー】 二年華組・蛇喰夢子(浜辺美波)は、生徒会長・桃喰綺羅莉(池田エライザ)とのギャンブルを心待ちにしていた。二人の勝負の期待が高まるなか、学園内では“非ギャンブル、生徒会への不服従”を掲げる白装束集団・ヴィレッジが台頭、生徒会との対立が深まる。ヴィレッジ解体と夢子潰しを企む生徒会は、全校生徒をタッグで強制参加させるギャンブルイベント「生徒代表指名選挙」の開催を宣言するのだった…。
©2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・「映画 賭ケグルイ」製作委員会