中国の巨匠チャン・イーモウ監督最新作 領土奪還を願う重臣とその影武者を描く歴史活劇『SHADOW/影武者』9月公開!

「三国志」の「荊州争奪戦」をダイナミックにアレンジした、中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作『SHADOW』(原題)が、邦題『SHADOW/影武者』として、9月6日より公開されることが決定した。併せて、予告編とポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、『HERO』(2002)、『LOVERS』(2004)のチャン・イーモウ監督と主要スタッフが再タッグを組み、「三国志」の「荊州争奪戦」をダイナミックにアレンジ。主演は、『戦場のレクイエム』での演技で高い評価を受けて以来、『人魚姫』、『ドラゴン・フォー 秘密の特殊捜査官』シリーズなどに出演した中国を代表する俳優ダン・チャオ。本作では、頭脳明晰で武芸の達人でもある沛(ペイ)国の重臣・都督(トトク)とその影武者の一人二役を熱演し、筋骨隆々な影武者から20kg減量し病んだ都督役に挑んだ。都督の妻役には、ドラマ「宮廷の諍い」で国際エミー賞女優部門ノミネート、ドラマ「月に咲く花の如く」で主演を務め、第31回飛天奨で優秀女優賞に輝き、ダン・チャオと私生活でも夫婦であるスン・リーが演じる。

チャン・イーモウ監督が構想から撮影開始までに3年半の歳月をかけ「自分が本当に撮りたい物語と巡り合った」と語る本作は、第75回ベネチア国際映画祭にて絶賛され、第55回金馬奨4部門受賞、アジア版アカデミー賞と言われる第13回ASIAN FILM AWARDSで最多の4部門受賞、さらに米エンタメ誌「バラエティ」が発表した「2018最も期待される映画20本」に選出され、国内外から高評価を得ている。

予告編では、圧倒的な軍事力の差で敵の炎国に領土を奪われ20年が経つ沛(ペイ)国を舞台に、領土奪還を願う沛国の重臣・都督の影武者(ダン・チャオ)が鋭い刃で作られた傘をふるい、炎国の将軍にして最強の戦士・楊蒼(読み:ヤン・ツァン)と対峙する。都督が自らの影武者に傘武術を指南する姿に加え、傘を剣盾に変えて操る沛国軍と大胆な奇策も収められ、さらに作品全体を通じて降らせた“雨”と、中国伝統の水墨画の世界を思わせる白と黒を基調とした表現が、チャン・イーモウ監督の世界観を表現している。

ポスタービジュアルでは、太極図が描かれる舞台で、ダン・チャオが一人二役演じる影武者と肢体の不自由な都督が、武器を構え光と影の間で対峙する一方、都督の妻(スン・リー)が傘を手に佇んでいる様子が写し出されている。

『SHADOW/影武者』
9月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:チャン・イーモウ
脚本:チャン・イーモウ リー・ウェイ
出演:ダン・チャオ スン・リー チェン・カイ
配給:ショウゲート

【ストーリー】 時は戦国時代、沛(ペイ)国が領土を、敵の炎国に奪われて20年。若くしてトップを継いだ王は、敵と休戦同盟を結び、平和だが屈辱的な日々に甘んじていた。奪還を願う男たちの燃え上がる闘志を束ねているのが、頭脳明晰で武芸の達人の重臣・都督(トトク)(ダン・チャオ)だ。都督は敵の将軍にして最強の戦士・楊蒼(ヤン・ツァン)に、手合わせを申し込む。彼の勝手な行動に怒り狂う王だが、実は目の前の都督は影武者で、本物の都督は自分の影に、自由と引き換えに敵地での大軍との戦いを命じていた。そして王も、ある作戦を秘めていた。果たして、影武者を待つのは光か闇か、それとも…?

©2018 Perfect Village Entertainment HK Limited Le Vision Pictures(Beijing)Co.,LTD Shanghai Tencent Pictures Culture Media Company Limited ALL RIGHTS RESERVED