水木しげる、荒俣宏、京極夏彦、宮部みゆき監修のもと、三池崇史が監督を手がけ、神木隆之介の単独主演デビュー作となった『妖怪大戦争』のブルーレイが6月7日に発売されることが決定した。このほど、ブルーレイの新規特典となる、14年ぶりに再会した神木隆之介、三池崇史監督、井上文雄プロデューサーによるオーディオ・コメンタリーの収録が行われ、撮影当時の思い出を語った。併せて、本作のメイキング写真がお披露目となった。
■コメンタリー 一部抜粋
井上:監督に初めてリュウ(神木の愛称)を紹介した時、監督が一言「え?こんな小さい子が人類を救うのか?」って(笑)。
神木:衣装合わせの時、監督は金髪で、長髪でした(笑)。
三池:サングラスをかけて、そんな時もあったね。シャイなおじさんだったんだよ(笑)。子供の頃は、台本の意図を理解できていた?
神木:お母さんと一緒に台本を読んで、わからない所は説明してもらったり、あとは、監督に教えてもらった通りに演じる、という感じでした。
井上:天才子役と言われていたのは?
神木:嬉しかったです!褒められているのかな?って。だからといって、あまり気にしていなかったです。
三池:今は、お芝居に対して、どう思ってる?
神木:子供の時より色々考えられるようになったので、あれこれ考えながら、お芝居するのが楽しいです。
三池:メイクをしていない普通の姿の阿部サダヲとは、打ち上げで初めて会ったんだよね。
神木:撮影中、妖怪役の皆さんは、特殊メイクで全身赤や緑の状態でしかお会いしていなかったので、打ち上げで阿部さんから声をかけられた時、薄い反応で返してしまい、「ごめんね、いつもカッパだったもんね」と、申し訳なさそうに言われました(笑)。
三池:待ち時間に、俺セットで目撃したんだよね。リュウが妖怪の格好をした阿部サダヲにキュウリをあげてるところを(笑)。阿部さんもスーッと受け取ってて(笑)。カッパ役のくちばしが付いているから、普通のお弁当が食べられないんだよね。
井上:(神木に対し)子供ながら、貫禄が出ているね。
三池:大御所の俳優さんたちや忌野清志郎さんを目の前にしても埋もれていない。存在感がある。
井上:今のリュウのファンにぜひ観てほしい!
神木:自分も大人になったなと思いましたし、久々に本編を観て、勉強になりました。
三池:いつまでも変わらず、ピュアでいてほしい。でも、今も素晴らしいです!
『妖怪大戦争』
6月7日(金)発売
■ブルーレイ(特典DVD付3枚組)
監督・脚本:三池崇史
原作:荒俣宏
脚本:沢村光彦 板倉剛彦
撮影:山本英夫
音楽:遠藤浩二
主題歌:忌野清志郎
プロデュースチーム「怪」:水木しげる 荒俣宏 京極夏彦 宮部みゆき
出演:神木隆之介 宮迫博之 近藤正臣 阿部サダヲ 高橋真唯 栗山千明 菅原文太 豊川悦司
©2005「妖怪大戦争」製作委員会