「桐島、部活やめるってよ」に続く、累計17万部を記録した朝井リョウによる傑作青春小説を、横浜流星と中尾暢樹のダブル主演で映画化した『チア男子!!』が、5月10日より公開中。このほど、5月31日に、109シネマズ大阪エキスポシティにて浅香航大、風間太樹監督が、6月1日には、109シネマズ名古屋にて中尾暢樹も加わって3人による舞台挨拶が行われた。
5月31日、109シネマズ大阪エキスポシティに、浅香航大、風間太樹監督が登壇。浅香と風間監督から、「先日山形に舞台挨拶で行ったときに、大阪にも行きたいよね、と話していて、それが本当に実現できて嬉しいです」と挨拶。さらに、劇場内ではすでに何度も『チア男子!!』を観た来場者が多く、中には18回観たという人もいて、「ご覧いただける皆様を応援するという思いで作った作品ですが、皆さんにこうやって作品を応援していただけることが、自分たちの原動力にもなっています。本当に嬉しいです」と風間監督がコメントした。
そして、クライマックスシーンの約10分にわたるチアリーディングシーンの撮影裏側の話題になり、約3日間に及ぶチア撮影期間では、朝から1日中パフォーマンス撮影を行い、妥協なしのパフォーマンスに挑み、体力面、精神面でもギリギリの中で行なわれたことを告白。「撮影前3ヶ月の練習で培われたチーム感と、全員がこの日のために追い込んできたからこそ乗り越えられたのだと思う」と浅香と監督が撮影を振り返った。そして、トークの時間がなくなり予定していたティーチイン時間がなくなると、監督から「#チア男子質問ボックス」でツイートしていただければ、明日全ての質問に答えます!という提案もあり、話し足りない二人のトークはタイムオーバー。最後は、お客様からの提案で、客席のお客様と一緒に「全力“たこ焼き”ポーズ」で記念撮影した。
翌6月1日は、中尾暢樹も参加し109シネマズ名古屋にて、3人での舞台挨拶を行った。「名古屋に到着して、まず3人で全力で“ひつまぶし”を食べてきました!」という3人のコメントから始まった舞台挨拶は、終始、男子部室トークのような盛り上がりを見せた。公開後2人で舞台挨拶を回ることが多かった浅香航大と風間監督から、中尾暢樹に対して、「中尾くんがいると、なんか乱れるなあ(笑)。もちろん、いい意味で(笑)。カズっぽい」と、BREAKERSを引っ張るカズさながらに、中尾暢樹が加わることによってチーム“BREAKERS”ならではの男子部室感丸出しの雰囲気となり、大盛り上がりの舞台挨拶となった。そして、舞台挨拶の最後には、「公開4週目になっておりますが、上映延長や新しい劇場での上映も増えています。皆さんの声とともに益々盛り上げていければと思います」(風間監督)。「全国の劇場に足を運ぶ機会というのは、個人的にも少ないので、こうやって皆さんとお会いすることが嬉しいです。『チア男子!!』がさらに盛り上がってまたこういう機会が持てたら嬉しいですし、それ以外でもまた皆様にお会いする機会が持てるように頑張りたいと思います」(浅香航大)。「『チア男子!!』のコアな部分が伝わっていることがとても嬉しいです。これからまだまだ盛り上げていきたいと思います」(中尾暢樹)とコメントした。そして、ふたたびお客様からの提案で、全員で名古屋名物「全力“しゃちほこ”ポーズ」で記念撮影し、終始盛り上がった舞台挨拶となった。
『チア男子!!』
5月10日(金)より全国公開中
監督:風間太樹
原作:朝井リョウ「チア男子!!」(集英社文庫刊)
脚本:登米裕一
主題歌:阿部真央「君の唄(キミノウタ)」(PONY CANYON)
出演:横浜流星 中尾暢樹 瀬戸利樹 岩谷翔吾 菅原健 小平大智 浅香航大 清水くるみ 唐田えりか 山本千尋 伊藤歩
配給:バンダイナムコアーツ ポニーキャニオン
【ストーリー】 道場の柔道一家に生まれた晴希(横浜流星)は、幼い頃から柔道に打ち込む姉・晴子(清水くるみ)に憧れて育った。優しすぎる性格から晴子のように強くなれない晴希は、ある日の試合で肩を負傷。以降、柔道を続けるかどうか迷っていた。そんな時同じ柔道仲間で無二の親友である一馬(中尾暢樹)が、突然「やりたいことがあるんだ」と柔道をやめることを宣言。動揺する晴希に「俺はこれをやる。ハルと一緒に!」と笑顔で畳みかけたのは、“男子チアリーディング部”の創設だった。ひとつ間違えると大けがにつながるチアの基本は、「仲間を信頼すること」。だが、メンバーを集め練習に打ち込んでいくうちに、“BREAKERS”の歯車は少しずつ狂い始め、やがてメンバーの間に決定的な亀裂を生んでしまう。
©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT