累計アクセス数が1000万を超えるブログを原作とした、息子である事を隠して父とオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」をプレイする日々を綴る、坂口健太郎と吉田鋼太郎のダブル主演による『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』が6月21日より公開される。このほど、5月23日に有楽町朝日ホールにて、本作の完成披露試写会が行われ、キャストの坂口健太郎、吉田鋼太郎、佐久間由衣、山本舞香、野口照夫監督、山本清史監督が登壇した。
累計アクセス数1000万超の大人気ブログで連載された、実話をもとにした物語の映画化となる本作。主人公アキオ(坂口健太郎)は、仕事一筋だったが突然会社を辞めた父・暁(吉田鋼太郎)の本音を知るため、得意なオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」の世界に父を誘導し、自分は正体を隠して共に冒険に出るという“光のお父さん計画”を閃く。
アキオを演じるにあたり心がけたことについて、坂口は「僕と鋼太郎さんはあまり言葉を交わさないので、お父さんを見る目線とかセリフではないところはすごく大切にした」そうで、役作りに関しては「実際に『ファイナルファンタジーXIV』をやらせてもらって、すごく楽しかった」ことを明かしつつ、「遊んでたわけじゃないですよ!」と急いで付け加えた。
TVドラマ版で、故・大杉漣さんが演じた役をやることについて、吉田は「とても尊敬する素晴らしい俳優さん。その役をやらせてもらうということで、身が引き締まる思い」と感慨深げに思いを述べつつ、「TVドラマ版のファンの方の期待を裏切らないように」懸命に演じたことを明かした。
ゲームの世界に熱中する本作の内容にちなみ、「これまでの人生で熱中したことは?」という質問が。坂口は「最近、トレーニングに熱中」していることを告白。トレーニングを始めてから「まだ一月ぐらい」だというが「筋肉は裏切らない」と笑顔を見せる坂口に対し、吉田は坂口の胸筋を触りながら「すっごいんですよ…。触ってみなよ」と客席に呼びかけて、会場を大いに盛り上げていた。
『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』
6月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開予定
監督:野口照夫(実写パート) 山本清史(ゲームパート)
原作:マイディー「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」
脚本:吹原幸太
出演:坂口健太郎 吉田鋼太郎 佐久間由衣 山本舞香 佐藤隆太 財前直見
声の出演:南條愛乃 寿美菜子 悠木碧
配給:ギャガ
【ストーリー】 この人が死んだとき、泣いたりするんだろうか―自分が子供の頃から、何を考えているのか全く分からなかった父の背中を見て、心の中でそうつぶやくアキオ(坂口健太郎)。仕事一筋で単身赴任中だった父(吉田鋼太郎)が、突然会社を辞めて家に帰って来たのだ。母と妹も一日中ボーっとテレビを見ている父を、遠巻きに眺めている。父の本音を知りたい、そんな願いに突き動かされたアキオに、ある計画が閃く。アキオの得意なオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」の世界に父を誘導し、自分は正体を隠して、共に冒険に出るのだ。その名も“光のお父さん計画”!アキオは顔も本名も知らないゲーム仲間たちに協力を呼び掛け、励まされる。だが、この時のアキオは思いもしなかった。父に家族も知らない意外な顔があるとは―。
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