坂口健太郎&吉田鋼太郎、SNSの絶賛レビューに感激!『劇場版 FFXIV 光のお父さん』公開記念イベント レポート

累計アクセス数が1000万を超えるブログを原作とした、息子である事を隠して父とオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」をプレイする日々を綴る、坂口健太郎と吉田鋼太郎のダブル主演による『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』が6月21日に公開初日を迎えた。それを記念して、6月22日にTOHOシネマズ 日比谷にて公開記念イベントが行われ、坂口健太郎、吉田鋼太郎、佐久間由衣、山本舞香、佐藤隆太、財前直見、野口照夫監督、山本清史監督が登壇した。

SNSで大絶賛のレビューが飛び交っており、それをチェックしているかどうかを尋ねられた坂口は「坂口健太郎でもするし、光のお父さんでもSNSチェックしています。本当にみなさんからあたたかい言葉を発信していただいているのを見て、この作品に携わっている身としては本当に嬉しいです。皆さんうまくネタバレしないで発信していただいて、作品を薦めていただいていますよね」と、吉田は「僕もエゴサーチする方で、一日5回くらいするのですが(笑)、この映画の前にあったドラマ版でお父さんを演じられた大杉漣さんが向こう側に行ってしまわれて、SNSでは“大杉さんのイメージを壊すな”という声もあり、怯えていたのですが、“鋼太郎さんもよかった”という声が上がっているのを見て、本当によかったなと思います」と話した。

アフレコ初挑戦に関して尋ねられた佐久間は「プロの声優の方達と一緒にやらせていただいたのですが、当てた声のキャラクターの容姿がゴリオなので、正解が分からなくて(笑)。どのようにやったらいいんだろうと思っていました。吉田さんもやられていましたよね?」と同じくゲーム内のキャラクターの声を当てた吉田に話を振ると、吉田は「そうですね。僕は容姿があの(かっこいい)役なので、自分に近いかな(笑)」と返し、会場からも笑いが巻き起こった。

映画オリジナルのキャラクターを演じた山本は、「演技に関してアドリブだったり提案をしていた」とMCから振られると、「そんなこと言わないで、恥ずかしいから〜。お二人をカメラで撮るところ、アドリブなんですよ」と明かすと会場から驚きの声と拍手が上がった。そんな山本に坂口は「妹然としてくれていたんので、とっても楽しく、いい家族を演じられましたね」と撮影を振り返ると、山本も「KYな美樹がガッと入ってくるという方がいいのかなと思いました。自分でも考えてバカっぽくやっていたのですが、良かったです」と役作りを明かした。

「影では女子社員からいじられていたようなこともありましたが、アドリブで現場を盛り上げていた」と役に関してMCから説明された佐藤は「(いじられていたエピソードは)わざわざ言わなくていいでしょ!アドリブはそんなことなくて僕は全部監督の言いなりでしたよ」と話すと、つかさず野口監督から「アドリブしかしてないですよ!」とのツッコミが入った。坂口さんも「隆太さんとお芝居していると、真面目な顔も面白くて笑っちゃうんですよ。すごく吉井さんでしたね」と話すと、佐藤も「健太郎くんとやっていることが多かったんですけど、プレゼンが上手く行った時に喜んでいる時とか、抱きつくシーンも楽しかったですね。ただ、女子社員たちにお菓子を一本ずつ渡すシーンがすごく恥ずかしくて、それがちっちゃい男で、男としても本当に恥ずかしかったです」と恥ずかしかったシーンを振り返ると、佐久間も「みんな笑いをこらえるのに必死でしたね」と、撮影中のエピソードを明かした。

撮影中のエピソードを尋ねられた財前は「本当にありえないくらい素敵な家族でした。一番笑ったのは、(吉田さんと)2人でカツラを被ったのが、良かったですね。さっきも坂口さんされていたんですけど、息子の肉体自慢がすごかったです。あとはお母さんを明るめに演じてましたね」と撮影を振り返ると、山本も「お父さんと息子があまりコミュニケーション取らない感じなので、私たちのところで笑えたらなって話してましたね。うどんに七味めっちゃかけたりした!」と話すと、吉田も「お母さんのカレーがすごく美味しくて、普段撮影で使われるご飯は食べないけど、すごく美味しくて良かったです。家庭の味が素敵でした」と岩本一家の思い出を語った。

お気に入りのシーンを尋ねられると、坂口は「台本を読んで一番難しそうだなと思っていたのが、クライマックスのシーンでした。顔を合わせるわけではなくて、チャットを見ながらのシーンになるので、難しそうだなと思っていました。監督が、鋼太郎さんとお芝居をした後で、このクライマックスのシーンを撮るようにしてくれたんです。そのおかげで、どこかで暁の存在があったから、とってもすんなり感情が入って行きました。僕のすごく好きなシーンですね」と話すと、野口監督もそのシーンに関して、「自分がその立場だったら難しいなと思って、普段スケジュール組み替えてもらわないんだけど、お願いしました。僕もモニターを見て普通に感動してしまいました」と振り返った。

最後に吉田が「重複しますが、数ある映画の中からこちらを選んでいただきありがとうございました。面白いと思っていただけたのならば、他の人に勧めていただければと思います」と、坂口が「鋼太郎さんがおっしゃったように、この作品を選んでいただけ、本当に嬉しいです。劇場に入って、とても暖かかったです。友情だったり、父と子の愛情だったり、皆さんに響く映画だと思うので、ぜひ皆さんにこれから先の宣伝をしていただければと思います。ありがとうございました」と挨拶し、大盛況のままイベントは幕を閉じた。

『劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』
6月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督:野口照夫(実写パート) 山本清史(ゲームパート)
原作:マイディー「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」
脚本:吹原幸太
出演:坂口健太郎 吉田鋼太郎 佐久間由衣 山本舞香 佐藤隆太 財前直見
声の出演:南條愛乃 寿美菜子 悠木碧
配給:ギャガ

【ストーリー】 この人が死んだとき、泣いたりするんだろうか―自分が子供の頃から、何を考えているのか全く分からなかった父の背中を見て、心の中でそうつぶやくアキオ(坂口健太郎)。仕事一筋で単身赴任中だった父(吉田鋼太郎)が、突然会社を辞めて家に帰って来たのだ。母と妹も一日中ボーっとテレビを見ている父を、遠巻きに眺めている。父の本音を知りたい、そんな願いに突き動かされたアキオに、ある計画が閃く。アキオの得意なオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」の世界に父を誘導し、自分は正体を隠して、共に冒険に出るのだ。その名も“光のお父さん計画”!アキオは顔も本名も知らないゲーム仲間たちに協力を呼び掛け、励まされる。だが、この時のアキオは思いもしなかった。父に家族も知らない意外な顔があるとは―。

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