『きっと、うまくいく』、『ダンガル きっと、つよくなる』などに出演し“インドの国宝”と言われるアーミル・カーンが製作・出演したインド映画『Secret Superstar』（原題）が、邦題『シークレット・スーパースター』として、8月9日より公開されることが決定した。併せて、日本版ポスタービジュアルがお披露目となった。

本作は、壮絶な困難を乗り越え、夢を諦めない少女のドリーム・サクセスストーリー。14歳の少女インシアの夢は、インド最大の音楽賞のステージで歌うこと。しかし厳しい父親は、叶わない夢に大反対し、歌うことを禁じてしまう。そこでインシアは顔を隠して歌った動画をこっそりとYouTubeにアップ。彼女の歌声はたちまち大人気となり、その話題は落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマールとの出会いをもたらす。

2017年にインドで公開された本作は、世界興収約170億円の大ヒットを果たし、今年日本でロングランヒットとなった『バジュランギおじさんと、小さな迷子』が記録していたインド映画としての世界興収記録を塗り替え、『ダンガル きっと、つよくなる』、『バーフバリ 王の凱旋』に続くインド映画で歴代世界興収第3位を記録した。（2019年4月現在）

主人公の少女インシアを演じるのは、『ダンガル きっと、つよくなる』で父の夢を叶えようとレスリングに打ち込む少女を熱演したザイラー・ワシーム。本作では夢をあきらめない等身大のティーンエイジャーの少女をみずみずしく演じ、インドのアカデミー賞といわれるフィルムフェア賞で審査員選出最優秀女優賞を受賞した。アーミルは本作では助演に徹し、インシアのために一肌脱ぐことになる落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマールを怪演。『ダンガル』で父娘役として共演した二人が、再タッグを組む。そのほか、『バジュランギおじさんと、小さな迷子』で迷子の少女の母親役を好演したメヘル・ヴィジュがインシアの母親役を演じており、娘の夢を応援する心優しくも芯の強い母の姿は強い印象を残す。

監督・脚本を務めるのは、アーミルの元マネージャーとして出演映画の製作スタッフなども担当し、本作が監督デビューとなるアドヴェイト・チャンダン。アーミルは、仕事仲間が自分のマネージメント業務の傍ら脚本を書き進めていたという渾身の企画に対して「君は僕のマネージャーなんだから、いつでもスケジュールを調整してよ」と出演を自ら買って出ただけでなく、プロデューサーも兼任。「自分の夢を守る権利があること、自分らしく生きる勇気を持つことを教えてくれる」とアーミルが語る通り、険しい道で自分の夢を追う少女の姿に、インド全土のみならず、世界が喝采を送った。

『シークレット・スーパースター』
8月9日（金）より、新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
監督・脚本：アドヴェイト・チャンダン
出演：ザイラー・ワシーム　メヘル・ヴィジュ　アーミル・カーン
配給：フィルムランド　カラーバード

【ストーリー】　14歳の少女インシア（ザイラー・ワシーム）のただ1つの夢はインド最大の音楽賞のステージで歌うこと。しかし厳しい父親は、叶わない夢に大反対。歌うことを禁じてしまう。そこで彼女は顔を隠して歌った動画をこっそりとYouTubeにアップ。彼女の歌声はたちまち大人気となり、その話題は若干落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマール（アーミル･カーン）との出会いをもたらすが…？

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