TBSドラマ「中学聖日記」で準主役・黒岩晶役として俳優デビューを果たし、7月19日より放送予定のFBS福岡放送・開局50周年記念スペシャルドラマ「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」では初主演を務めることが決まっている岡田健史が、20歳の誕生日である5月12日にベルサール汐留にて初のファンミーティングを開催した。
応募者が殺到した本イベント。急遽3部構成で実施し、4000人のファンが集まった。イベント前には記者会見も行われ、岡田は報道陣からの質問に答えた。
はじめに、地元の博多弁で20歳を迎えての抱負を求められた岡田は「(20歳になって)責任が増えてくると思いますし、一年前に事務所に所属した時の気持ち、初心を忘れずに、20歳という新しい区切りを気を引き締めて再スタートしていこうと思っとうよ」と笑顔で応えた。デビュー以来、岡田がファンと触れ合うのは本イベントが初めて。「まだ一作品しか出てない自分がこんなに大きな会場で、ファンの人たちと接することができるのが、すごく楽しみです。それを20歳の最初の日に実現できて光栄に思います。楽しい時間を作りたいと思います!」と意気込みを口にした。
オーディションを経ての「中学聖日記」への出演後は、家族や友人など周囲からも様々な声が届いたという。この経験について「岡田健史という俳優としても、自分自身の人生、どちらの道においても、すごく大きな時間だったと思います。役者としていろんなことを学ばせてもらいましたし、自分自身としても『役者になろう』という決意をして大きな分岐点になりました。あの4ヶ月、素敵なスタッフさん、キャストさんの下で、黒岩晶という男の子の人生を生きる時間をいただけたことは本当に大きなことだったと思います」としみじみと述懐した。
誕生日前日の5月11日には地元・福岡のヤフオクドームで福岡ソフトバンクホークスVS千葉ロッテマリーンズの試合前の始球式に登場し、119キロの直球を投げ込み、観客の歓声を浴びた岡田。子どもの頃から高校まで11年にわたって野球を続けてきて、野球で学んだことが「自分の人生の基盤」だと語る。また、「中学聖日記」から得たものについて、「野球にしても、作品を作るということにしても、組織の中にいろんな人がいて、その中で自分が何をできるか?何をやるべきか?ひとつの目標に向かっていくアプローチ、プロセスが(野球も作品づくりも)一緒だと気づけたことが一番の成長だと思います」と話した。
そして、改めて昨年一年間を「激動の一年でした。生活スタイルも変わったし、野球をやっているときとは身体もすごく変わりました。刺激や新鮮なものがたくさんあり、簡単に言えば忙しい、仕事がではなく、感情、感じているものが忙しかった」と振り返る。さらに、節目の20歳を迎え、役者としての今後について「唯一無二の役者になりたい。自分にしか表現できないことを増やして、おじいちゃんになっても『岡田健史が見たい』と言ってもらえる役者になりたい」と力強く目標を明かした。
続いて、挑戦してみたい役柄について、「カーアクションやガンアクションなど、男の子なら誰しもが憧れるところはやってみたい」と希望を口にする一方で、「30代、40代、50代になったときにいい演技ができるように、今はいただいた役を全力で生きて、その中で自分がどう見えるか?どんな役割を果たせて、何ができなかったのか?など自分を知る期間にしたい」と冷静に先を見据えた。
また、プライベートでは「ピアノをやってみたい」と明かした岡田。「学生の頃からの男友達がピアノが上手で、それを見てカッコいいなと尊敬していたんです。最近、ピアノの曲も聴き始めていて、ジャズピアノとかも弾けるようになれたらいいなと思います」と述べた。さらに、「死ぬまでに必ず行ってみたいところ」として「ボリビアのウユニ塩湖」を挙げた。
イベント当日は「母の日」。お母さんへ行ったこととして「昨日、福岡に帰って始球式をやらせていただいて、そのときのユニフォームをプレゼントし、実家で母には20歳になっての区切りの思いというか『これからもよろしく』ということを伝えました」と明かした。
また、6月12日にファースト写真集「鼓動」が発売される予定の岡田。「写真というものはそのとき、その瞬間、そのスタッフさんとの時間でしか撮れないものだと思います。心身共に成長著しい10代の最後にこうして写真が残せたことに価値があると思います」と喜びを口にし、既に発売前から重版がかかるほどの話題を呼んでいることについて、「ありがたいです。スタッフさんの思いを考えると、どんどん伸びていくことが大切かもしれないけど、僕自身は写真集を作ることができただけで満足、幸せですので、あとは流れに身を任せていきたいです」と語った。