西炯子の人気漫画「お父さん、チビがいなくなりました」を、倍賞千恵子、藤竜也、市川実日子共演で映画化する『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』が、5月10日より公開される。このほど、佐藤流司が主人公・有喜子が憧れる韓流スターを演じた本編映像がお披露目となった。
老夫婦の秘めた想いと愛を描く本作。3人の子供が巣立ち、人生の晩年を猫一匹と共に暮らしている勝と有喜子の夫婦。平穏な暮らしの中で、ある不安を抱えていた有喜子は、娘・菜穂子に「お父さんと別れようと思っている」と打ち明ける。そんな時、有喜子の心の拠り所だった猫のチビが姿を消してしまい、有喜子の気持ちは追い詰められていく。
本編映像は、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンやライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」、ミュージカル『刀剣乱舞』など、2.5次元と呼ばれる舞台作品への出演を数多くこなし、昨年末の紅白歌合戦にも出場した佐藤流司が、有喜子(倍賞千恵子)が憧れる韓流スターを演じたシーン。佐藤は、劇中劇の韓流ドラマを演じる際に韓国語に初挑戦。監督から何度もダメ出しをされてようやくOKになったのも束の間、まさかの自分で自分に日本語のアフレコをすることに。なお、佐藤は韓流スターのほか、行方不明になった猫のチビを探すペット探偵も演じている。
『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』
5月10日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:小林聖太郎
原作:西炯子「お父さん、チビがいなくなりました」(小学館フラワーコミックスα刊)
脚本:本調有香
出演:倍賞千恵子 藤竜也 市川実日子 佐藤流司 小林且弥 優希美青 濱田和馬 吉川友 小市慢太郎 西田尚美 星由里子
配給:クロックワークス
【ストーリー】 3人の子供が巣立ち、人生の晩年を夫婦ふたりと猫一匹で暮らしている勝(藤竜也)と有喜子(倍賞千恵子)。勝は無口、頑固、家では何もしないという絵にかいたような昭和の男。そんな勝の世話を焼く有喜子の話し相手は猫のチビだ。ある日有喜子は娘に「お父さんと別れようと思っている」と告げる。驚き、その真意を探ろうと子供たちは大騒ぎ。そんな時、有喜子の心の拠り所だった猫のチビが姿を消してしまい…妻はなぜ、離婚を言い出したのか。そして、妻の本当の気持ちを知った夫が伝える言葉とは―。
©2019西炯子・小学館/「お父さん、チビがいなくなりました」製作委員会