昭和の日記念!昭和40年代の渋谷駅を再現した本編映像 倍賞千恵子 × 藤竜也『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』

西炯子の人気漫画「お父さん、チビがいなくなりました」を、倍賞千恵子、藤竜也、市川実日子共演で映画化する『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』が、5月10日より公開される。このほど、4月29日=“昭和の日”を記念して、昭和40年代の渋谷駅を再現したノスタルジックなモノクロ本編映像とメイキング画像がお披露目となった。

老夫婦の秘めた想いと愛を描く本作。3人の子供が巣立ち、人生の晩年を猫一匹と共に暮らしている勝と有喜子の夫婦。平穏な暮らしの中で、ある不安を抱えていた有喜子は、娘・菜穂子に「お父さんと別れようと思っている」と打ち明ける。そんな時、有喜子の心の拠り所だった猫のチビが姿を消してしまい、有喜子の気持ちは追い詰められていく。

本編映像は、有喜子と勝、初々しい二人の恋の始まりを予感させる様子が、モノクロで映し出される。七三分けに黒縁メガネ、白いワイシャツにネクタイという典型的なサラリーマンたちが行き交う昭和40年代の渋谷駅の中にある、若かりし日の有喜子が働くミルクスタンド。そこには必ず毎朝7時25分にやってくる勝さんの姿が。お互いに一目惚れだった奥手の二人は、毎朝会話を交わすこともできず、ただただお互いを見つめるだけだった…。それから50年後の二人に、どんな夫婦生活が待ち受けているのか。

『初恋~お父さん、チビがいなくなりました』
5月10日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:小林聖太郎
原作:西炯子「お父さん、チビがいなくなりました」(小学館フラワーコミックスα刊)
脚本:本調有香
出演:倍賞千恵子 藤竜也 市川実日子 佐藤流司 小林且弥 優希美青 濱田和馬 吉川友 小市慢太郎 西田尚美 星由里子
配給:クロックワークス

【ストーリー】 3人の子供が巣立ち、人生の晩年を夫婦ふたりと猫一匹で暮らしている勝(藤竜也)と有喜子(倍賞千恵子)。勝は無口、頑固、家では何もしないという絵にかいたような昭和の男。そんな勝の世話を焼く有喜子の話し相手は猫のチビだ。ある日有喜子は娘に「お父さんと別れようと思っている」と告げる。驚き、その真意を探ろうと子供たちは大騒ぎ。そんな時、有喜子の心の拠り所だった猫のチビが姿を消してしまい…妻はなぜ、離婚を言い出したのか。そして、妻の本当の気持ちを知った夫が伝える言葉とは―。

©2019西炯子・小学館/「お父さん、チビがいなくなりました」製作委員会