浅香航大、清水くるみ「『桐島、部活やめるってよ』は青春でした」映画『チア男子!!』朝井リョウ原作二本立て試写会レポート

「桐島、部活やめるってよ」に続く、累計17万部を記録した朝井リョウによる傑作青春小説を、横浜流星と中尾暢樹のダブル主演で映画化した『チア男子!!』が、5月10日より公開される。このほど、4月26日にスペースFS汐留にて、本作の公開を記念した朝井リョウ原作二本立て試写会が実施され、キャストの浅香航大、清水くるみが登壇した。

朝井リョウ原作の『チア男子!!』、『桐島、部活やめるってよ』の両作品に出演した浅香と清水。『桐島、部活やめるってよ』で友弘役を演じた浅香は「『桐島〜』が僕にとって初の映画。何も知らない中で、同じ世代の役者と芝居をして…本当に楽しかったです。青春でした」とコメント。

同作で宮部実果役を演じた清水も「私もガッツリと出演するのは初めてだったので、皆んなもそうだったんですけど、この作品を機に頑張ろうみたいな。本当に青春だった」と笑顔で当時を振り返った。

2人は口をそろえて、「後にも先にも、あんな現場はない」という。「とにかく皆んな仲が良かった」と浅香が述べると、清水も「今、思い出すと恥ずかしい。芝居の話を熱く語ったりして(笑)」と照れ笑い。浅香が「ホテルの屋上に入り込んで、星見たよね!?」と思い出したように話すと、清水も「見た! 神木(神木隆之介)くんもいた」ことを明かして会場を盛り上げた。

『桐島〜』に続き、朝井リョウ原作の『チア男子!!』に出演することになった感想について、浅香は「嬉しいです。だけど正直、プレッシャーはありました。年月が経過して改めて朝井リョウさん原作の映画に呼ばれるのは、勝手ながら意義を考えてしまって…」とポツリ。対して清水は「ヤッター! やりたーい! また朝井さんの作品に出してもらえるなんて嬉しい!」と思ったそうで、浅香との再共演については「『桐島~』のメンバーがいると落ち着くんですよ。すごく安心感がありました」と笑顔で撮影を振り返っていた。

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『チア男子!!』
5月10日(金) 全国公開
監督:風間太樹
原作:朝井リョウ「チア男子!!」(集英社文庫刊)
脚本:登米裕一
主題歌:阿部真央「君の唄(キミノウタ)」(PONY CANYON)
出演:横浜流星 中尾暢樹 瀬戸利樹 岩谷翔吾 菅原健 小平大智 浅香航大 清水くるみ 唐田えりか 山本千尋 伊藤歩
配給:バンダイナムコアーツ ポニーキャニオン

【ストーリー】 道場の柔道一家に生まれた晴希(横浜流星)は、幼い頃から柔道に打ち込む姉・晴子(清水くるみ)に憧れて育った。優しすぎる性格から晴子のように強くなれない晴希は、ある日の試合で肩を負傷。以降、柔道を続けるかどうか迷っていた。そんな時同じ柔道仲間で無二の親友である一馬(中尾暢樹)が、突然「やりたいことがあるんだ」と柔道をやめることを宣言。動揺する晴希に「俺はこれをやる。ハルと一緒に!」と笑顔で畳みかけたのは、“男子チアリーディング部”の創設だった。ひとつ間違えると大けがにつながるチアの基本は、「仲間を信頼すること」。だが、メンバーを集め練習に打ち込んでいくうちに、“BREAKERS”の歯車は少しずつ狂い始め、やがてメンバーの間に決定的な亀裂を生んでしまう。

©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT