安藤ゆきによる第20回手塚治虫文化賞を受賞した漫画を、『舟を編む』の石井裕也監督が実写映画化する『町田くんの世界』が、6月7日より公開される。このほど、高畑充希、前田敦子、池松壮亮の3人が演じるキャラクターの場面写真がお披露目となった。
原作は、「別冊マーガレット」で2015年から2018年まで連載されていた漫画「町田くんの世界」。運動も勉強も苦手で、見た目も地味な町田くんは、全く取り柄が無いと思いきや、人を愛する才能がずば抜けていた。町田くんの愛に触れると誰もが心を癒される。しかし、町田くんの前に突然現れた女の子・猪原さんはそうではなかった。町田くんの中に初めて芽生える“わからない感情”。その先に見つけた町田くんの答えとは?
高畑、前田、池松といえば、彼ら3人に柄本時生を加えた4人による「ブス会」メンバーとして知られているが、結成のきっかけは2010年に放送された大人気ドラマ「Q10」で共演したこと。本作の出演キャスト発表時には「町田くんの世界がほぼブス会でステキ」「町田くんの世界は、あっちゃんにみっちゃんに池松くんとか神!Q10を彷彿とさせるし、すき」などSNS上で大きな話題を呼んだ。
高畑が演じるのは町田くんの後輩・高嶋さくら。町田くんの前ではぶりっ子全開な一方で、女子の前では毒舌を披露する高畑のあざと可愛い演技は必見。前田が演じるのは町田くんの同級生・栄りら。予測不能な町田くんと、振り回される猪原を見守りながら、めまぐるしいスピードで過ぎていく日々に「ヤベェな青春って」と思わずつぶやく女子をコミカルに演じている。そして、池松が演じるのは週刊誌記者の吉高洋平。町田くんに出会うことで、自身の考え方が大きく揺らぎ始める。本作が石井組6度目の出演で、石井監督から絶大な信頼を寄せられる池松が物語のキーパーソンを熱演する。ドラマでの共演から9年、主演、助演を問わず、様々なジャンルの映画、ドラマに出演を続け、今の映画界に欠かせない存在となった3人。夢の再共演を果たした3人がはたして天才・石井監督のもとでどのような演技を見せてくれるのか注目が集まる。
『町田くんの世界』
6月7日(金)より全国公開
監督・脚本:石井裕也
原作:安藤ゆき「町田くんの世界」(集英社マーガレットコミックス刊)
脚本:片岡翔
主題歌:平井堅「いてもたっても」(アリオラジャパン)
出演:細田佳央太 関水渚 岩田剛典 高畑充希 前田敦子 太賀 池松壮亮 戸田恵梨香 佐藤浩市 北村有起哉 松嶋菜々子
配給:ワーナー・ブラザース映画
【ストーリー】 運動も勉強も苦手で、見た目も地味な町田くん(細田佳央太)。でも人を愛する才能がズバ抜けていた!そんな彼が初めて“わからない感情”を知った時、周りのすべての人を巻き込んで、驚天動地のドラマが動き出す!みんなどうする?どうなる?
©安藤ゆき/集英社 ©2019 映画「町田くんの世界」製作委員会