2018年東京国際映画祭にて、タイトル『蛍はいなくなった』として上映され、主演のカレル・トレンブレイが、輝きを放つ若手キャストに贈られる「東京ジェムストーン賞」を受賞した青春映画『さよなら、退屈なレオニー』が、6月15日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。
2018年にカナダでスマッシュヒットを記録した本作は、自分がやりたいことも自分の居場所もみつからない、カナダの小さな街に住む17歳の少女レオニーの物語。カナダ・ケベックの海辺の街で暮らす少女レオニーは、高校卒業を控えながら、どこかイライラした毎日を送っていた。自分が何をしたいかわからないレオニーは、ある日、年上のミュージシャン、スティーヴと出会い、なんとなく彼にギターを習うことに。夏が過ぎていくなか、毎日はつまらないことだらけだが、レオニーのなかで少しずつ何かが変わり始める。
予告編では、17歳のレオニーが思春期ゆえに苛立ち、ここじゃないどこかをぼんやりと夢見る、誰もが通った青春時代の葛藤を繊細に映し出す。退屈な街を飛び出したいが、やりたいことがわからず、まだ何者でもない自分に苦しむレオニーの姿は、いつかのきらめきや痛みを思い出させるかもしれない。『ジュノ』のエレン・ペイジ、『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンを彷彿とさせる新ヒロイン、カレル・トレンブレイの魅力が詰まった映像となっている。
『さよなら、退屈なレオニー』
6月15日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:セバスチャン・ピロット
出演:カレル・トレンブレイ ピエール=リュック・ブリラント
配給:ブロードメディア・スタジオ
【ストーリー】 カナダ・ケベックの海辺の街で暮らす17歳の少女、レオニー(カレル・トレンブレイ)。高校卒業を1ヶ月後に控えながら、どこかイライラした毎日を送っていた。退屈な街を飛び出したくて仕方ないけれど、自分が何をしたいかわからない。口うるさい母親も気に入らないが、それ以上に母親の再婚相手のことが大嫌い。レオニーが唯一、頼りにしているのは離れて暮らす実の父親だけだった。そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャン、スティーヴ(ピエール=リュック・ブリラント)と出会う。どこか街になじまない雰囲気を纏うスティーヴに興味を持ったレオニーは、なんとなく彼にギターを習うことに…。夏が過ぎていくなか、あいかわらず、口論が絶えない家庭、どこか浮いている学校生活、黙々とこなす野球場のアルバイト、それから、暇つぶしで始めたギター…毎日はつまらないことだらけだが、レオニーのなかで少しずつ何かが変わり始めていた。
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