フィンランド映画史上最高の興行収入を記録!戦争アクション『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』6月公開!

フィンランドの小説家ヴァイノ・リンナの古典小説「無名戦士」の映画化となる、フィンランド映画史上最高の興行収入を記録した戦争アクション『Unknown Soldier』(原題)が、邦題『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』として、6月22日より公開されることが決定し、このほど、予告編がお披露目となった。

本作は、第二次世界大戦時に、祖国防衛のため“継続戦争”をソ連軍と戦ったフィンランド兵士の壮絶な姿を描く。ソ連と戦った“冬戦争”終結後、カレリア地方を含む広大な国土を占領されたフィンランドは、国土回復を掲げ、総人口400万に対して50万の軍隊を組織し、1941年にドイツと手を組み再びソ連と戦争を開始。ロッカ、カリルオト、コスケラ、ヒエタネンの様々な生い立ちの4人の兵士たちを通して、フィンランド軍がいかにしてソ連軍と勇敢に戦ったのかを克明に描写する。

2017年10月にフィンランドで公開された本作は、並み居るハリウッド大作を抑え、7週連続興行成績第1位を記録。フィンランド映画史上最高の興行収入を記録し、観客動員は100万人を超え、人口550万人のフィンランドの約5人に1人が映画館に足を運ぶ異例の大ヒットとなった。また、75年の歴史を持つヨーロッパでも最も歴史ある映画賞の一つ「ジュシ・アワード」にて、主演男優賞、観客賞など5部門に輝いた。

監督を務めるのは、『4月の涙』のアク・ロウヒミエス。全編の半数以上を戦闘シーンが占める本作の撮影は、2016年の6月から80日間、フィンランド国防軍の全面協力を得て国内各地で行われ、エキストラは延べ14,000人以上を動員し、極北の地での戦闘を限りなくリアルに再現した。さらに、“1シーンに用いられた最大の火薬量”がギネス記録に認定され、70.54kgのTNT火薬を1テイクのためだけに使用。これは、爆発地から100メートル離れた地点でも家屋倒壊の危険がある爆風圧を生じさせる火薬量と言われている。

本作は、原作「無名戦士」の3度目の映画化となるが、独立記念日には旧作が毎年必ずTV放映され、当時の兵士たちの戦いが現在の平和の礎となっていることをフィンランドの全国民が再認識するきっかけとなっている。

『アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場』
6月22日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
監督:アク・ロウヒミエス
撮影:ミカ・オラスマー
出演:エーロ・アホ ヨハンネス・ホロパイネン アク・ヒルヴィニスミ ハンネス・スオミ
配給:彩プロ

【ストーリー】 1941年、前年にソ連との“冬戦争”に破れ、領土の一部を失ったフィンランドはソ連から領土を取り戻すためにソ連に進攻、“継続戦争”が勃発する。この戦争でフィンランドは400万の人口に対して50万の軍隊を組織、強大なソ連軍に歩兵中心の戦いを挑む。そんな中、それぞれ異なった背景を持つ4人の兵士たちは、最前線で苛烈な戦闘に身を投じる。たとえ戦場で息絶えたとしても戦士たちの生きた証はそれぞれの家族に、そして大地に確実に刻まれていく…。

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