北村匠海 × 小松菜奈 × 吉沢亮 西加奈子のベストセラー小説を映画化!『さくら』2020年初夏公開!

『サラバ!』で第152回直木賞を受賞した西加奈子が、ある家族の姿を色彩豊かに温かな眼差しで描く50万部突破のベストセラー小説を、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮の共演で映画化する『さくら』が、2020年初夏に公開されることが決定した。

本作は、絶望の中にも希望を紡ぐ家族の物語。ハンサムで人気者の長男・一と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹・ミキ、そして平凡な次男・薫。ある日、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、家族の運命が大きく変わっていく。

長谷川家の次男で大学生の薫を演じるのは、『君の膵臓をたべたい』で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『十二人の死にたい子どもたち』、『君は月夜に光り輝く』など話題作に多数出演する北村匠海。容姿端麗の妹ミキには、近年は『恋は雨上がりのように』、『来る』などに出演し、『さよならくちびる』(5月31日公開)、『閉鎖病棟(仮)』(11月公開)が控える小松菜奈。そして、人気者の長男・一を、『リバーズ・エッジ』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、近年は『銀魂』シリーズ、『あのコの、トリコ。』、『キングダム』(4月19日公開)に出演し、NHK連続テレビ小説「なつぞら」への出演も決定している吉沢亮が演じる。

監督は、『三月のライオン』でベルギー王室主催ルイス・ブニュエル「黄金時代賞」受賞、『ストロベリーショートケイクス』でバルセロナ・アジア映画祭国際審査員特別賞を受賞するなど海外からも高い評価を受け、詩情溢れる作品を多数生み出してきた矢崎仁司。西加奈子の作品の映画化は、『きいろいゾウ』、『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』、『まく子』に続き、本作で4作品目となる。制作スケジュールは4月にクランクイン、秋に完成予定だ。

キャスト&スタッフ コメント

■北村匠海(薫役)
吉沢亮さん小松菜奈さんをはじめとする本当に強力かつ個性のある共演者の皆様とお芝居できる時間がとても幸せに思います。一つの家族の大きな愛、小さな愛、一匹の犬にまつわる、愛情。端的には言えない、愛と情の物語です。丁寧に一言一言を紡いで力を合わせて作り上げていきたいと思います。頑張ります。

■小松菜奈(ミキ役)
矢崎監督とのお仕事は今回が初めてで、共演者の方々と一つの家族になるのは緊張でもあり未知の世界ですが、これからこの家族にどんな色がついていくのかとても楽しみです。原作からも浮き出てくるリアルな家族のやり取りと喜怒哀楽の光景がとても微笑ましく、その中で感じる生きるとは何か・愛とは何か・家族とは何か、そんなメッセージが伝わる心温まる再生物語だと感じました。今回演じさせていただく末っ子のミキと常に向き合い、とても奮闘する日々になると思いますが、自分の感じた想いを大切にミキとして生きていきたいです。

■吉沢亮(一役)
矢崎監督、共演者の皆様は初めましての方ばかりで、皆様とどのような家族ができあがるのか、とても楽しみです。不安もありますが、監督と話し合いながらこの一家の光であり影である一という役を精一杯生きたいと思います。僕自身男4人兄弟で、女姉妹に憧れていました。妹、ワクワク。

■西加奈子(原作)
さくらが新しい命をもらってどんな風に輝くのか、本当に楽しみです。


さくら 西加奈子 小学館文庫

■矢崎仁司監督
いつか挑みたかった西加奈子の世界。『さくら』には、私の映画史がすべて入っている。だから、この小説の映画化は、私以外誰にも監督させたくなかった。西さんから投げられたボールは、ド真ん中に投げ返そうと思います。『さくら』に出会えたことを神様に感謝します。

■関顕嗣プロデューサー(キャスティングについて)
西加奈子「さくら」は、家族をテーマにした傑作小説です。映画化にあたり、配役はとても重要でした。兄弟妹をどの俳優に相談すべきか?初心に戻り原作からのイメージをまとめてオファーを開始しました。結果、望み通りのキャスティングに決まったのです。この出会いに感謝しています。北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、の三人の共通項は、その演技力にあると感じています。今を代表する人気俳優陣である事と同時に、彼らが演じる人物達は、強烈な存在感を観客に植え付けています。矢崎仁司監督のタクトによって、素晴らしい和音を奏でて頂けると期待しています。

『さくら』
2020年初夏 全国公開
監督:矢崎仁司
原作:西加奈子
出演:北村匠海 小松菜奈 吉沢亮
配給:松竹メディア事業部

【ストーリー】 ハンサムで人気者の長男・一(吉沢亮)と、異常なまでに長男を愛する容姿端麗で破天荒な妹・ミキ(小松菜奈)。そして、平凡な次男のボク、薫(北村匠海)。ちょっと、風変わりだけど、幸せな家族だった彼らが、一家のヒーロー的存在の兄が交通事故に遭ったことによって、運命が大きく変わっていく…。そして、どんな時でも変わらず家族に寄り添う愛犬のさくら。ごく普通の家族に次々と投げられる神様からの絶望とも思える変化球を、やさしいユーモアを交えてリズムよく返球していく希望に満ちた物語。