婚活女性のリアルなエピソードが共感を呼び1,000万PVを突破した話題のコミックを、黒川芽以、臼田あさ美、中村倫也、田中圭の共演で、『勝手にふるえてろ』の大九明子監督が実写映画化した『美人が婚活してみたら』が、3月23日に公開初日を迎え、同日に新宿武蔵野館にて行われた初日舞台挨拶に、キャストの黒川芽以、臼田あさ美、中村倫也、田中圭、大九明子監督、脚本のじろう（シソンヌ）が登壇した。
上映後の劇場に登場したキャストとスタッフ。主演の黒川は「おはようございます。美人の黒川です！」と挨拶し会場の笑いを誘い、「映画祭で早めに観ていただく機会があって、ここでようやく封切になり、これから反応を楽しみにしています」と公開初日への想いを語った。
容姿に恵まれた主人公タカコ役を演じるにあたり、黒川は「プレッシャーでした（笑）。監督に『私で大丈夫ですかね？』って言ったんですけど」と不安もあったようだが、「一人の女性が婚活を通して成長していくストーリーだとわかってからは、気にしすぎないでできるようになりました」とコメント。タカコの親友ケイコを演じた臼田は、黒川とのシーンを、「仲のいい友人だから思ってしまう、その隙を突きたくなる気持ち」と「二人の関係性の奥行きが描けている」ように演じたと語った。
タカコが婚活サイトで出会う、奥手で冴えない園木役を演じた中村は、「物足りないかもしれないけど、ぜひこういう人に恋をしてほしいなと、世の中の女性の皆さんに願いをこめて」演じたとのこと。バツイチの歯科医・矢田部役を演じた田中を指しながら「ダメですからね、ああいう男は」と中村が言うと、田中も「ダメですよ！」と客席へ呼びかけていた。
また、中村が「圭くんと仕事をするといつもこういう感じですね。（田中が）セクシーで、こっちが報われない。いつか（役柄を）トレードしたい」と今後の共演に期待を込める場面も。さらに、役を演じるにあたりこだわったことは？という質問に、田中は「ほとんどなくて。芽以ちゃんと大九さんの言われるがままにやっていた。女性の話なので、男から『僕はこう思うんですよね』って言いにくくて」と役への取り組みについて明かしていた。
本作のテーマが“婚活”ということで、キャスト陣が今はまっている、今後やってみたい“○○活”は？という質問も。黒川は「引き続き、“婚活”したいと思います（笑）。未婚なので頑張ります！」と宣言。臼田は「子どもが元気に育つように“育活”を頑張ります！」と意気込んでいた。
続いて、中村が「僕も“育活”ですかね。盆栽をやりたい。植物を育てたいです」と答えると、黒川から「盆栽とか育てちゃったら、いよいよ未婚のままじゃない？」とツッコまれ、「自分でもそう思う。だから結婚できないんだなって」と客席を笑わせていた。一方、田中は「“執筆活動”ですかね」と一同を驚かせ、「ゆくゆくは脚本家になって…（笑）」と冗談であることをほのめかせつつ、「ゼロから物事を生み出せる人はすごい。執筆じゃなくても何でもいいんだけど、ゼロから何かを生み出すことをやってみたいなとずっと思っていて…やらないですね（笑）」と残念そうな表情を見せていた。
『美人が婚活してみたら』
3月23日（土） 新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
監督：大九明子
原作：とあるアラ子「美人が婚活してみたら」（連載：まんがアプリVコミ、刊行：小学館クリエイティブ）
脚本：じろう（シソンヌ）
出演：黒川芽以 臼田あさ美 中村倫也 田中圭 村杉蝉之介 レイザーラモンRG 萩原利久 市川しんぺー 矢部太郎（カラテカ） 平田敦子 成河
配給：KATSU-do
【ストーリー】 仕事にも容姿にも恵まれていた32歳、WEBデザイナーのタカコ（黒川芽以）は、20代から選ぶ男が、なぜか既婚者ばかり。不倫ばかりの不毛な恋を重ねているうちに、すっかり三十路を超えてしまったタカコは「私、結婚したい…」と、死ぬ気で婚活することを決意。自分を変えるため、そして安泰な人生をゲットするために一念発起したタカコは、親友ケイコ（臼田あさ美）の勧めで婚活サイトに登録してみるのだが…。
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