25歳でこの世を去った俳人・住宅顕信の生涯を、現代の中学生と重ねて描く映画『ずぶぬれて犬ころ』6月公開!

岡山に生まれ、25歳という若さでこの世を去った俳人・住宅顕信(すみたくけんしん)の稀有な人生を、現代の中学生と重ね合わせて描く映画『ずぶぬれて犬ころ』が、6月1日より全国公開、5月17日より住宅の故郷であり本作のロケ地にもなった岡山にて先行公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。

夭折の俳人・住宅顕信は、5・7・5の字数にとらわれない自由律俳句を詠み、生涯に残した俳句はわずか281句。22歳の時に得度し浄土真宗本願寺派の僧侶となった。空前の俳句ブームと言われる現在、その死後に日常をテーマとした俳句と生き様が脚光を浴びている。

監督は、ドキュメンタリー映画『船、山にのぼる』、『モバイルハウスのつくりかた』の本田孝義。初の劇映画に挑み、同郷の住宅の俳句と人生から「生きろ」というメッセージを感じ、オール岡山ロケと地元の熱い協力により本作を完成させた。

主演は、『おんなのこきらい』、『21世紀の女の子』で注目される木口健太。住宅を演じるために髪を短く切り、鬼気迫る演技で新境地を開いた。住宅の俳句に励まされる中学生・小堀には、岡山出身の新鋭、森安奏太。オーディションで見出された、繊細ながら力強い眼差しで演じる。そのほか、『アウトレイジ最終章』など数多くの作品で個性的な役を演じる仁科貴、特別出演の田中美里ら実力派が揃った。

撮影を務めるのは、『人のセックスを笑うな』や『ニシノユキヒコの恋と冒険』の鈴木昭彦。音楽は、「あらかじめ決められた恋人たちへ」のリーダーで、近年は『モヒカン故郷に帰る』、『武曲 MUKOKU』、ドラマ「宮本から君へ」など数多くの映画やドラマを手がける池永正二が担当する。

『ずぶぬれて犬ころ』
6月1日(土)より、渋谷・ユーロスペースにてロードショー、全国順次公開
5月17日(金)より、岡山・シネマ・クレールにて先行公開
監督・プロデューサー:本田孝義
原作:横田賢一「生きいそぎの俳人 住宅顕信―25歳の終止符」(七つ森書館刊)
脚本:山口文子
音楽:池永正二
テーマ曲:あらかじめ決められた恋人たちへ「blast」
出演:木口健太 森安奏太 仁科貴 八木景子 原田夏帆 脇田敏博 坂城君 柳田幸則 渡辺厚人 金本保孝 大岩主弥 宇田由美子 村上遥 寺角恵美 俣野信和 三村晃庸 藤田京子 中嶋裕 網永成利 高橋和美 田中芙実枝 講﨑香月 笹倉史子 木村隆信 井川翔太 鈴木颯 古山琥晶 田中美里
配給:パンドラ

【ストーリー】 2017年現在、小堀明彦(森安奏太)は教頭から住宅顕信(木口健太)の句集「未完成」を借り、住宅顕信が25歳の若さで亡くなったことを知る。明彦は、自宅で「未完成」を読みながら徐々に魅かれていき、住宅顕信の短い生涯に思いをはせるのだった。

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