第91回アカデミー賞受賞結果!『グリーンブック』が作品賞、助演男優賞ほか3部門受賞!『ボヘミアン・ラプソディ』は主演男優賞ほか最多4冠!

第91回アカデミー賞授賞式が現地時間3月24日に行われ、黒人ジャズピアニストとイタリア系用心棒兼運転手の旅を描く『グリーンブック』が作品賞を受賞し、そのほか、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚本賞の3部門に輝いた。

▲『グリーンブック』(3月1日公開) © 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.

最多4部門に輝いたのは、伝説のロックバンド「クイーン」のリード・ボーカル、フレディ・マーキュリーの姿を描く『ボヘミアン・ラプソディ』。本作は、主演男優賞(ラミ・マレック)のほか、編集賞、録音賞、音響編集賞を受賞した。また、主演女優賞には『女王陛下のお気に入り』のオリヴィア・コールマン、助演女優賞には『ビール・ストリートの恋人たち』のレジーナ・キングが選出された。

最多10部門にノミネートされた『ROMA/ローマ』は、外国語映画賞、監督賞(アルフォンソ・キュアロン)、撮影賞の3部門を受賞。外国語映画賞にノミネートされた是枝裕和監督作『万引き家族』は受賞を逃す結果となった。

同じく日本からは、長編アニメーション映画賞に細田守監督作『未来のミライ』がノミネートを果たしたが、同賞は『スパイダーマン:スパイダーバース』に贈られた。

以下は、受賞結果。(★は受賞作品・受賞者)

■作品賞
『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』(3月22日公開)
『ボヘミアン・ラプソディ』
『女王陛下のお気に入り』
★『グリーンブック』
『ROMA/ローマ』
『アリー/スター誕生』
『バイス』(4月5日公開)
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■監督賞
スパイク・リー『ブラック・クランズマン』
パヴェウ・パヴリコフスキ『COLD WAR あの歌、2つの心』(6月28日公開)
ヨルゴス・ランティモス『女王陛下のお気に入り』
★アルフォンソ・キュアロン『ROMA/ローマ』
アダム・マッケイ『バイス』
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■主演男優賞
クリスチャン・ベール『バイス』
ブラッドリー・クーパー『アリー/スター誕生』
ウィレム・デフォー『永遠の門 ゴッホの見た未来』
★ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』
ヴィゴ・モーテンセン『グリーンブック』
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■主演女優賞
ヤリッツァ・アパリシオ『ROMA/ローマ』
グレン・クローズ『天才作家の妻 -40年目の真実-』
★オリヴィア・コールマン『女王陛下のお気に入り』
レディー・ガガ『アリー/スター誕生』
メリッサ・マッカーシー『Can You Ever Forgive Me?』(原題)
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■助演男優賞
★マハーシャラ・アリ『グリーンブック』
アダム・ドライバー『ブラック・クランズマン』
サム・エリオット『アリー/スター誕生』
リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?』(原題)
サム・ロックウェル『バイス』
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■助演女優賞
エイミー・アダムス『バイス』
マリーナ・デ・タビラ『ROMA/ローマ』
★レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
エマ・ストーン『女王陛下のお気に入り』
レイチェル・ワイズ『女王陛下のお気に入り』
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■脚本賞
『女王陛下のお気に入り』デボラ・デイヴィス&トニー・マクナマラ
『魂のゆくえ』(4月12日公開)ポール・シュレイダー
★『グリーンブック』ニック・バレロンガ、ブライアン・カーリー、ピーター・ファレリー
『ROMA/ローマ』アルフォンソ・キュアロン
『バイス』アダム・マッケイ

■脚色賞
『バスターのバラード』ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン
★『ブラック・クランズマン』チャーリー・ワクテル、デヴィッド・ラビノヴィッチ、ケヴィン・ウィルモット、スパイク・リー
『Can You Ever Forgive Me?』(原題)ニコール・ホロフセナー&ジェフ・ウィッティ
『ビール・ストリートの恋人たち』バリー・ジェンキンス
『アリー/スター誕生』エリック・ロス&ブラッドリー・クーパー、ウィル・フェッターズ

■撮影賞
『COLD WAR あの歌、2つの心』ウカシュ・ジャル
『女王陛下のお気に入り』ロビー・ライアン
『Never Look Away』(原題)ケイレブ・デシャネル
★『ROMA/ローマ』アルフォンソ・キュアロン
『アリー/スター誕生』マシュー・リバティーク

■編集賞
『ブラック・クランズマン』バリー・アレクサンダー・ブラウン
★『ボヘミアン・ラプソディ』ジョン・オットマン
『女王陛下のお気に入り』ヨルゴス・モヴロブサリディス
『グリーンブック』パトリック・J・ドン・ヴィト
『バイス』ハンク・コーウィン

■美術賞
★『ブラックパンサー』ハンナ・ビーチラー
『女王陛下のお気に入り』フィオナ・クロムビー
『ファースト・マン』ネイサン・クロウリー
『メリー・ポピンズ リターンズ』ジョン・マイヤー
『ROMA/ローマ』エウジェニオ・カバイェロ

■音響編集賞
『ブラックパンサー』ベンジャミン・A.バート、スティーヴ・ボエデガー
★『ボヘミアン・ラプソディ』ジョン・ワーハースト、ニーナ・ハートストーン
『ファースト・マン』アイ=リン・リー、ミルドレッド・イアットルー・モーガン
『クワイエット・プレイス』イーサン・ヴァン・ダー・リン、エリック・アーダール
『ROMA/ローマ』セルジオ・ディアス、スキップ・リーヴセイ

■録音賞
『ブラックパンサー』スティーヴ・ボエデガー、ブランドン・プロトコル、ピーター・デヴリン
★『ボヘミアン・ラプソディ』ポール・マッセイ、ティム・カヴァジン、ジョン・カサリ
『ファースト・マン』ジョン・テイラー、フランク・A.モンターニョ
『ROMA/ローマ』スキップ・リーヴセイ、クレイグ・ヘニガン、ホセ・アントニオ・ガルシア
『アリー/スター誕生』トム・オザーニッチ、ディーン・ジュパンチッチ、ジェイソン・ルーダー、スティーヴ・モロー

■衣装デザイン賞
『バスターのバラード』メアリー・ゾフレス
★『ブラックパンサー』ルース・カーター
『女王陛下のお気に入り』サンディ・パウエル
『メリー・ポピンズ リターンズ』サンディ・パウエル
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』アレクサンドラ・バーン

■メイクアップ・ヘアスタイリング賞
『Border』(原題)ヨーラン・ルントシュトレーム、パメラ・ゴールダマー
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』ジェニー・シャーコア
★『バイス』グレッグ・キャノム、ケイト・ビスコー、パトリシア・ディヘイニー

■視覚効果賞
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ダン・デリーウ、ケリー・ポート、ラッセル・アール、ダン・サディック
『プーと大人になった僕』クリストファー・ローレンス、マイケル・イームズ、テオ・ジョーンズ、クリス・コーボールド
★『ファースト・マン』ポール・ランバート、イアン・ハンター、トリスタン・マイルズ、J・D・シュヴァルム
『レディ・プレイヤー1』ロジャー・ガイエット、グレイディ・コーファー、マシュー・E・バトラー、デイヴィッド・シャーク
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』ロブ・ブレドウ、パトリック・タバック、ニール・スキャンラン、ドミニク・テューイ

■作曲賞
★『ブラックパンサー』ルドウィグ・ゴランソン
『ブラック・クランズマン』テレンス・ブランチャード
『ビール・ストリートの恋人たち』ニコラス・ブリテル
『犬ヶ島』アレクサンドル・デスプラ
『メリー・ポピンズ リターンズ』マーク・シャイマン

■歌曲賞
“All The Stars”『ブラックパンサー』
“I’ll Fight”『RBG 最強の85才』(5月10日公開)
“THE PLACE WHERE LOST THINGS GO”『メリー・ポピンズ リターンズ』
★“Shallow”『アリー/スター誕生』
“WHEN A COWBOY TRADES HIS SPURS FOR WINGS”『バスターのバラード』
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■外国語映画賞
『CAPERNAUM』(原題/読み:カペナウム)(レバノン)
『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド)
『Never Look Away』(原題)(ドイツ)
★『ROMA/ローマ』(メキシコ)
『万引き家族』(日本)

■長編アニメ映画賞
『インクレディブル・ファミリー』
『犬ヶ島』
『未来のミライ』
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
★『スパイダーマン:スパイダーバース』

■短編アニメ映画賞
『Animal Behaviour』(原題)
★『Bao』(原題)
『Late Afternoon』(原題)
『One Small Step』(原題)
『Weekends』(原題)

■短編実写映画賞
『Detainment』(原題)
『Fauve』(原題)
『Marguerite』(原題)
『Mother』(原題)
★『Skin』(原題)

■長編ドキュメンタリー賞
★『Free Solo』(原題)
『Hale County This Morning, This Evening』(原題)
『Minding the Gap』(原題)
『Of Fathers and Sons』(原題)
『RBG』(原題)

■短編ドキュメンタリー賞
『Black Sheep』(原題)
『エンド・ゲーム:最期のあり方』
『Lifeboat』(原題)
『A Night at the Garden』(原題)
★『Period. End of Sentence.』(原題)

「第91回アカデミー賞授賞式」
2月25日(月)夜9:00より字幕版がWOWOWプライムにて放送
3月3日(日)夜7:00よりダイジェスト版がWOWOWプライムにて放送
番組HP:https://www.wowow.co.jp/academy/