レディー・ガガ「この先もずっと友人を恋しく思う」96歳で亡くなった伝説的シンガー、トニー・ベネットを追悼

シンガーのレディー・ガガが、伝説的なポップ・ジャズ・シンガーのトニー・ベネットが7月21日に96歳で死去したことを受け、追悼メッセージをインスタグラムに投稿した。

▼レディー・ガガのインスタグラム(ladygaga)より

長年の友人であり、トニーと音楽プロジェクトでコラボしてきたガガは7月31日、彼とハグをしている写真をアップし、追悼メッセージを発信。「私はこの先もずっと友人を恋しく思う。彼と一緒に歌ったこと、彼とレコーディングしたこと、彼と話したこと、彼とステージに立ったことを恋しく思う」と投稿した。

ガガはトニーとコラボした特別な体験や、2016年頃からアルツハイマー病と闘っていた彼への思いをつづっている。「私はトニーと一緒にタイムワープの中で人生を送った。トニーと私には魔法のパワーがあった。私たちは別の時代に移動し、一緒に音楽を新しくした。そして、デュオとして歌って音楽に新しい命を吹き込んだ。それは見せかけではなかった。私たちの関係はとてもリアルだった。彼は私に音楽やショービズでの生活について教えてくれましたが、精神を高く保ち、道理をわきまえる方法も教えてくれた。彼は『まっすぐ前へ』と言っていた」

「トニーが亡くなり、私は長い間悲しみに暮れていた。私たちはとても長い、力強い別れをした。私たちには50年という年齢の隔たりがありましたが、彼は私の友人だった。私の本当の真の友人だった」「トニーをアルツハイマー病で失ったのはつらいことですが、とても美しくもあった…私がトニーに望んでいたのは、私がどれだけ彼を愛しているか、彼と出会えてどれほど感謝しているか思い出してほしいということだった。しかし、その記憶がゆっくりと消えていくにつれて、私は彼が人生で最も傷つきやすい時間を私と分かち合っているのだと心の底でわかった。彼は自分が大きく変化している時に私と一緒に喜んで歌ってくれた。私はこの経験をずっと忘れません。トニー・ベネットのことを決して忘れません」

▼トニー・ベネット、レディー・ガガ「ラヴ・フォー・セール」のMV

ガガとトニーは、2011年にトニーがリリースしたアルバム「デュエッツII」に収録されている「ザ・レディ・イズ・ア・トランプ」で初コラボ。2014年に1作目のコラボアルバム「チーク・トゥ・チーク」、2021年に2作目のコラボアルバム「ラヴ・フォー・セール」を発表した。トニーは2021年8月、ニューヨークにて開催されたガガとのコンサート「One Last Time: An Evening With Tony Bennett and Lady Gaga」で最後のパフォーマンスを披露した。

トニーの訃報を受けて、ガガのほかにも、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、マライア・キャリー、バーブラ・ストライサンド、ジョン・メイヤーらミュージシャンたちが追悼コメントをSNSを通じて発表している。