アンジェリーナ・ジョリー、乳がんと卵巣がんで死去した母との思い出写真 世界卵巣がんデーに検査を呼びかけ

『エターナルズ』などに出演したアンジェリーナ・ジョリーが、2007年に乳がんと卵巣がんで死去した母、ミシェリーヌ・ベルトランとの思い出の写真をインスタグラムに投稿。5月8日の世界卵巣がんデー(World Ovarian Cancer Day)を記念してメッセージを発信した。

▼アンジェリーナ・ジョリーのインスタグラム(angelinajolie)より

アンジーは幼い頃の自分と亡き母の2ショットとともに、「明日は私の母の73回目の誕生日です。母は15年前、乳がんと卵巣がんとの長い闘病生活の末に亡くなりました」と投稿。

6月4日に48歳の誕生日を迎えるにあたり、「母ががんと診断された年齢に私がなるまで、あと1か月になります」とつづり、「私はがんになる機会を減らす予防手術を受けましたが、引き続き検査を受けています」と伝えた。

アンジーは遺伝子検査を受けた結果、乳がんや卵巣がんなどのがんの発生リスクを高める遺伝子の変異が見つかり、2013年に乳房の切除手術を受けた。2年後の2015年には卵巣と卵管を切除している。

続けて「私の母は(ジミ・)ヘンドリックスが大好きでした。彼女はいつも手紙に『キス・ザ・スカイ』とサインしていました。彼女が亡くなった後、それは新しい意味を持つようになりました。愛する人を失った人々に愛を、今この瞬間、自分と愛する人のために闘っている人々に力を送ります」とメッセージ。

最後に「女性の皆さん、自分の体を大切にするために時間を取り、特に家族にがんの病歴がある人は、マンモグラフィ(乳房X線検査)、血液検査、超音波検査を受けてください」と呼びかけた。

アンジーの母ミシェリーヌは、乳がんと卵巣がんと診断されて7年半以上の闘病生活を送り、2007年に56歳で死去。アンジーの叔母デビー・マーティン(ミシェリーヌの妹)も2013年に乳がんによって61歳でこの世を去っている。

予防手術を受けたアンジーは、2019年に米誌「タイム(TIME)」のエッセイでこう明かしている。「私は子供たちが大人に成長するのを見て、孫たちに会う可能性を高める選択をしたと思っている。私の希望は子供たちにできる限り多くの年月を捧げ、彼らのためにそばにいることです」

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アンジーは1982年に『大狂乱』で映画デビュー。最近は『アリス&ピーター・パン はじまりの物語』(2020)、『モンタナの目撃者』(2021)、『エターナルズ』(2021)などで活躍。監督、脚本、製作を務める新作映画『Without Blood(原題)』の制作が進行している。

私生活では元夫で俳優のブラッド・ピットとの間に、21歳の息子マドックス、19歳の息子パックス、18歳の娘ザハラ、16歳の娘シャイロ、14歳の男女の双子、ノックスとヴィヴィアンがいる。