“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンが、2017年に日本公開されたディズニーのアニメーション映画『モアナと伝説の海』の実写版が制作されることをインスタグラムで明らかにした。
▼ドウェイン・ジョンソンのインスタグラム(therock)より
4月3日、映画『モアナと伝説の海』で半神半人のキャラクター、マウイの声を務めたドウェインは、少年時代を過ごしたというハワイ・オアフ島で撮影した動画を公開。
美しいビーチで「アロハ!」と挨拶したドウェインは、7歳の娘ジャスミンと4歳の娘ティアナと一緒に登場。
出演作『モアナと伝説の海』のストーリーが、太平洋にある島々の文化から着想を得ていることに触れつつ、「新たな『モアナと伝説の海』の実写版の制作が進行中であるとお知らせできて、とても嬉しく思います」と発表した。
ドウェインはインスタグラムを通じて「この物語は私の文化であり、人々の恵み、マナ(=マオリの社会で信じられている超自然的な力)、戦士の強さを象徴しています。私は自分の文化を誇りをもって肌と魂にまとっています。マウイと再会する一生に一度の機会です。マウイは私の亡き祖父で(プロレスラーだった)“ハイ・チーフ”ピーター・メイビアの精神からインスピレーションを受けているので、私にとって深い意味があります」とコメント。動画の最後には、マウイの巨大な釣り針も登場している。
▼実写版『モアナと伝説の海』オフィシャル・アナウンスメント動画
▼ドウェイン・ジョンソンのインスタグラム(therock)より
米メディア「Deadline」によると、ドウェインはプロデューサーも務め、オリジナル版で主人公モアナの声を務めたアウリィ・カルバーリョがエグゼクティブ・プロデューサーとして参加。オリジナル版の脚本を担当したジャレド・ブッシュもプロジェクトに加わる。
『モアナと伝説の海』は、海と特別な絆で結ばれた少女モアナが、危険にさらされた故郷の島を救うべく、伝説の英雄マウイと一緒に大海原を冒険するファンタジー・アドベンチャー。第89回アカデミー賞では長編アニメーション賞にノミネート、主題歌「どこまでも 〜How Far I’ll Go〜」が歌曲賞の候補になった。
現在50歳のドウェインは、プロレスラーから俳優に転向後、『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』(2001)にゲスト出演した後、『スコーピオン・キング』(2002)で初主演。人気アクション『ワイルド・スピード』シリーズ(2011、2013、2015、2017、2019)を経て、最近はディズニー映画『ジャングル・クルーズ』(2021)、Netflix映画『レッド・ノーティス』(2021)、DC映画『ブラックアダム』(2022)などの話題作で活躍している。
複数の新作映画のプロジェクトが進行中で、クリス・エヴァンスと共演するクリスマス映画『レッド・ワン(原題)』、『ジャングル・クルーズ』の続編、『レッド・ノーティス』の続編などに出演が決定している。